ホテルが舞台の新たな体験型アトラクション「変な部屋」とは

株式会社モッチハックと一般社団法人関西イノベーションセンターが共同で実施する新感覚のイマーシブサウンドアトラクション『変な部屋』が、2025年7月19日より全国のホテルで体験できるようになります。この取り組みは、独自開発されたイマーシブ3Dサウンドソリューション『imavo™︎』を使用し、体験者が自分のスマホとイヤホンだけで簡単に参加できるという、手軽な楽しみ方を提供しています。

イマーシブサウンド体験の利点

従来のVODサービスやスマホでのコンテンツ視聴では感じられない、音の方向性や距離感、そして人間の存在感をリアルに体験することで、没入感は圧倒的に向上します。この新しいアトラクションは、ホテルというプライベートな空間で新たな楽しみ方を提案します。

実証実験の詳細

開催期間

実証実験は2025年7月19日から各ホテルで始まり、9月末もしくは10月末にかけて終了予定です。全国約2,300室での実施が計画されており、宿泊者は無料で体験できます。さらに、タイアップIPファンも対象に含まれています。

テーマと体験の内容

今回の体験では、著名な怪談師である城谷歩氏による日本文化の「怪談」をテーマにしたイマーシブサウンドノベルゲーム『変な部屋』が用意されています。体験者は自らのスマホを使って、選択肢のあるパターンとないパターンのストーリーを楽しむことができます。一般の怪談や謎解き、ホラー愛好者にとっても満足のいく内容です。また、訪日外国人向けに英語字幕も準備されており、英語音声の実装も予定されています。

体験方法

体験はホテル客室内及び周辺スポットで行われます。体験者はQRコードを読み込むだけで、すぐに物語の世界に飛び込むことができるため、特別な機器は必要ありません。これにより、ホテル側の導入も容易で、実証後の事業化にも期待が持てます。

実施ホテル

以下のホテルで体験可能です：

- 池袋サンシャインシティプリンスホテル（7月19日〜10月19日、2室限定）
- 富士山三島東急ホテル（全室、10月31日終了）
- 渋谷エクセルホテル東急（全室、9月30日終了）
- 東京ドームホテル（全室、10月31日終了予定）

タイアップキャンペーン

さらに、「高嶺のなでしこ」とコラボした特別プロモーション動画や、北海道のご当地VTuber「旭川ユカラ」とのコラボ企画も実施されます。ファンは体験動画やイマーシブボイス付きのデジタルガチャを楽しむことができます。

今後の展望

この実証実験を通じて収集されたデータをもとに、今後のサービス向上や新たな収益モデルを創出します。特に、IPファン層や訪日観光客をターゲットにし、この体験型ビジネスモデルのさらなる発展を目指します。ホテルトの宿泊だけでなく、地域文化やエンタメとの連携による新しい観光価値の創造を期待しています。

このように、ホテルという場が単なる宿泊スペースではなく、ユニークなエンターテイメント体験の舞台に生まれ変わる可能性を秘めています。新しい形の楽しみ方として、『変な部屋』の登場が待ち遠しい限りです。