ネクソン新取締役2名にデジタルエンタメのエキスパートが就任
ネクソン新取締役の就任
東京都港区に本社を置く株式会社ネクソンが、3月26日に行われた定時株主総会で新たにカン・デヒョン氏と鶴見尚也氏を取締役に選任したことを発表しました。ネクソンはオンラインゲームの制作・運営を専門とする企業であり、今回の人事は今後の事業戦略において大きな意味を持ちます。
新たな取締役の紹介
カン・デヒョン氏は、2004年にNEXON Korea Corporationに入社して以来、数々の役職を歴任してきました。特に『メイプルストーリー』の開発チームリーダーとしてその手腕を発揮し、2017年にはNEXON Korea CorporationのCOOに就任。彼の幅広い経験と実績は、ネクソンにとって大きな資産となることでしょう。彼は就任に際して、既存フランチャイズの成長と新作の投入による事業の持続的な拡大を目指す意欲を示しています。
一方、鶴見尚也氏は、元セガの代表取締役社長としてゲーム業界における豊富な経験を持っています。家庭用ゲーム機の国際的な販売やM&Aを手がけ、さらにエンターテインメント事業全般にわたる知識を活かし、ネクソンのグローバル展開に貢献することが期待されています。彼もまた、既存のゲームフランチャイズを拡大することに注力しつつ、新たなビジネスチャンスの創出に取り組む考えを示しました。
ネクソンの展望
代表取締役社長のイ・ジョンホン氏は、この新しい人事がネクソンのイノベーションと国際的な事業展開への強いコミットメントを象徴するものであると語っています。彼は、クリエイティブおよびビジネスの両面で優れた実績を持つ新取締役の加入を喜ばしく思い、これからのネクソンの革新における重要な役割を期待しています。
また、ネクソンは2024年に向けて、主要なフランチャイズを活用した新たな体験の提供や、新しいIPの創出といった戦略的な二軸を設けています。この計画により、ネクソンはオンラインゲーム市場でのさらなる成長を目指していく考えです。
現在、ネクソンは『メイプルストーリー』、『マビノギ』、『アラド戦記』など、40を超えるゲームタイトルを190以上の国および地域で展開しています。その強力なIPポートフォリオを基盤に、今回の新取締役がどのような新しい挑戦を投じていくのか、ゲーム業界からの注目が集まります。
今後のネクソンの活動から目が離せません。