京都スタートアップが世界へ！海外展開支援プロジェクト採択企業9社発表

京都から世界へ飛躍するスタートアップたち

令和7年度「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」において、Plug and Play Japan株式会社が9社のスタートアップ企業を採択しました。この取り組みは、京都市内にある優れたスタートアップを対象に、海外市場への販路拡大を目指す支援を行うものです。

プロジェクトの目的と内容

本プロジェクトは、世界で活躍するスタートアップの創出と成長を促すことを目的としています。海外展示会への出展や、個別のマッチング支援を通じて、新たな市場へのアプローチや売上確保を狙います。

主な支援内容

プロジェクトは二つの柱で構成されています。まずは、「海外進出チャレンジ支援」。これは海外進出の初期段階にあるスタートアップを対象とし、海外テックカンファレンスへの出展を全面的に支援します。

海外進出チャレンジ支援の詳細

支援内容には、選定から出展準備、現地での商談同席、さらにはフォローアップまでが含まれます。例えば、シンガポールで開催される「Singapore Week of Innovation and Technology」や、ヘルシンキの「SLUSH」、パリの「Viva Technology」などの国際的な展示会が挙げられます。これらの出展により、企業は国際的なプレゼンスを向上させることが期待されます。

次に、「海外ビジネス個別マッチング支援」。これはすでに海外展開に取り組んでいるスタートアップに向けて、個々のニーズに応じた支援を行います。商談先のリストアップや戦略の策定、さらに現地での商談や契約取得を支援し、実践的な成果につなげるプログラムです。

採択企業の紹介

採択されたスタートアップには、様々な分野の企業が名を連ねています。例えば、海洋環境予測を行う株式会社オーシャンアイズや、未熟児の網膜症治療を目指す株式会社ネオキュアなどが白羽の矢を立てました。また、AIを駆使した業務変革を図る株式会社Geek Guildや、偽造防止技術を開発するアーカイラス株式会社も選ばれています。

他にも、ドローンとAIを用いた森林資源解析を手がけるDeepForest Technologies株式会社、再生医療に取り組むリジェネフロ株式会社、歯の数を増やす抗体開発を行うトレジェムバイオファーマ株式会社、発作予測サービスを開発しているクアドリティクス株式会社、デジタルリハビリツールを提供するデジリハ株式会社が選出されています。

このように多彩な企業群が支援を受けることで、京都のスタートアップシーンはますます活気を帯びていくことでしょう。

Plug and Play Japanの役割

Plug and Play Japanは、高度なアクセラレーションプログラムを提供し、多くのスタートアップ企業との連携を図ります。シリコンバレーを根拠地とするこの企業は、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップとの連携を強化し、大手企業との共創を促進しています。これにより、スタートアップの可能性を最大限に引き出し、持続可能な成長へと繋げていくのです。