モバイルゲームの新たな幕開け
大ヒットしたモバイルゲーム『アングリーバード』シリーズが、再び中国市場に登場します。フィンランドのロビオ・エンタテインメント(以下ロビオ)は、中国の大手企業Kingsoft Corporation Limitedの子会社であるKingsoft Shiyou社と提携し、人気作『Angry Birds 2』の再配信を実施することを決定しました。これにより、また新たなファン層がこのゲームに触れる機会を得ることとなります。
『アングリーバード』の魅力と人気
『アングリーバード』は、2009年にリリースされて以降、実に多くの人々に愛され続けてきました。本作の魅力は、スリングショットを使って多様なキャラクターの鳥たちを発射し、障害物を壊して敵である緑の豚たちを倒すというシンプルで爽快なゲーム体験です。このシンプルさに加え、各鳥の特性やレベルごとの戦略がプレイヤーの没入感を高めています。
数々のメディア展開
『アングリーバード』シリーズは、単なるゲームを超え、映画、アニメーション、商品展開など多方面にわたって展開されています。2022年までにこのシリーズは50億回のダウンロードを達成しており、中国市場でも高い認知度を誇ります。今回の再リリースは、その知名度をさらに加速させる機会となるでしょう。
新型スマートフォンへの搭載
今回の復活の第一歩として、Kingsoft Shiyou社は、スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)が新たに発売する「Xiaomi 17 Pro」と「Xiaomi 17 Pro Max」のプレースホルダー型プリインストール方式で『Angry Birds 2』を搭載します。これにより、ユーザーはスマートフォンを購入する際に、すぐにゲームを楽しむことができるようになります。バナーをタップするだけで簡単にダウンロードできる安心感も、ユーザーにとって嬉しいポイントです。
Kingsoft Shiyou社の役割
Kingsoft Shiyou社は、Kingsoft Corporation Limitedのゲーム事業を担う中核企業であり、中国およびグローバル市場向けにモバイルゲームのパブリッシングや運営を手掛けています。これまでの実績を基に、特に中国市場でのユーザー理解やローカライズに強みを持ち、高品質なエンターテインメント体験を提供しています。
ロビオについて
ロビオ・エンタテインメントは、世界中で累計50億以上のダウンロードを誇るモバイルゲームの制作・開発会社です。2009年に『アングリーバード』で登場し、醇厚なエンターテインメント体験を提供し続けています。最近ではセガの子会社となり、さらなる成長を目指しています。
セガの位置づけ
セガは、家庭用ゲーム機からスマホ向けゲーム、デジタルサービスなど、多岐にわたる事業展開を行っています。また、ゲーム開発のノウハウを活かし、世界中にコンテンツを提供しています。
この新たな提携により、『アングリーバード2』は中国で再びプレイヤーに親しまれることとなり、今後の展開が大いに期待されます。再上陸による新たなファン層の誕生と、横のつながりを持った系列作品の今後に目が離せません。