『モバイルレジェンド：Bang Bang』が東南アジアゲームズで華やかな戦績を収める

東南アジアゲームズの舞台で繰り広げられた『モバイルレジェンド：Bang Bang』

2025年12月17日、タイのバンコクで開催された第33回Southeast Asian Games（SEA Games）は、世界中のゲーマーが注目するイベントとなりました。特に注目されたのが、国際的なゲーム開発企業MOONTON Gamesのフラッグシップタイトルである『モバイルレジェンド：Bang Bang』による男女メダル競技です。大会は5日間にわたり、熱い戦いが繰り広げられました。

男子部門：フィリピンが4大会連続の金メダルを獲得

本大会の男子部門では、フィリピンのTeam Philippinesが圧倒的な強さを見せつけ、金メダルを赢取りました。決勝戦の相手はマレーシア。数々の試合を勝ち抜いた彼らは、決勝で見事な4-0のストレート勝利を収め、SEA Gamesにおける男子部門での金メダルの獲得が4大会連続となりました。特筆すべきは、チームのジャングラーであるカール・ガブリエル（PHI_Nepomuceno）が、この大会で連続メダルを手にした2人目の選手として名前を刻んだことです。

一方、マレーシアは2大会連続で銀メダルを獲得し、インドネシアが銅メダルを手にしました。

女子部門：マレーシアが初優勝を達成

女子部門では、Team Malaysiaが試合を通じて無敗のフィリピンに対し、決勝戦で4-3という接戦を制し、ついに悲願の金メダルを獲得しました。これは、前回の第32回SEA Gamesにおいては銅メダルだった彼らにとって、大いなる功績と言えるでしょう。また、この結果は、両国が順位を更新する重要な意味も持つものでした。

男子・女子共通して展開された興奮の決勝

この大会の特徴的な点は、男子・女子両部門で準決勝に進出したのはフィリピン、マレーシア、インドネシア、ミャンマーの4か国であり、決勝ではフィリピンとマレーシアという同カードが実現したことです。銅メダルを賭けた戦いも共通してインドネシアが勝利し、両部門ともに安定した強さを発揮しました。

MOONTON Gamesの貢献

MOONTON Gamesは、東南アジアにおけるeスポーツエコシステムの中心的存在として、様々な大会を通じた選手の育成とサポートに努めてきました。この大会を振り返り、eスポーツの未来がどのように形成されつつあるのかを示す重要なイベントとなっています。eスポーツが伝統的なスポーツと共存し、地域固有の文化を祝い、国際的な舞台での競争を促進する日の出が一段と加速しています。

MOONTON Gamesのeスポーツエコシステム部門を率いるRay Ng氏は、「この大会が示したものは、メダルだけではありません。eスポーツがこの地域におけるスポーツの未来において確固たる位置を占め、デジタル競技と伝統的競技が対等に競い合うことを証明できました」とコメントしています。

ジェンダーと多様性の推進

女子部門の新設は、MOONTON Gamesが推進している多様性とジェンダー包摂の努力の一環であり、女性選手に対して同等な競技機会を提供しています。この取り組みにより、未来の女性ゲーマーにとってのロールモデルが生まれ、次世代の競技者たちに影響を与える存在となっています。

今後の展望

SEA Gamesでの成功を受け、2026年にはAsian Gamesで正式なメダル競技として実施される予定の『モバイルレジェンド：Bang Bang』。このゲームが、さらなる国際舞台での成功を収め、「モバレ」の名がより広がることが期待されています。今後は、来る1月にインドネシアで開催予定のM7世界選手権も控えており、ここでも新たな歴史が作られることでしょう。