「いたばしさんぽ」受賞
2025-08-20 14:45:21

SDGsを学べるボードゲーム「いたばしさんぽ」がキッズデザイン賞を受賞!

いたばしさんぽが第19回キッズデザイン賞を受賞!



板橋区のオリジナルSDGsボードゲーム「いたばしさんぽ」が、この度第19回キッズデザイン賞において「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」に選ばれました。この受賞は、板橋区の積極的なSDGsの取り組みを背景に、地域の魅力を楽しみながら学んでもらうことを目指しているところが評価された結果です。

いたばしさんぽのゲーム内容



「いたばしさんぽ」は、サイコロを振り出た数だけ進むというシンプルなルールで進行します。盤面には、板橋区内の名所やSDGsに関連する取り組みの情報が豊富に盛り込まれており、プレイヤーは止まったマスに応じたアクションを実行し、ポイントを獲得します。特に注目すべきは、協力して解決する必要のあるミッションがあり、「教室の中にあるSDGsを見つける」というフィールドワークを通じて、教室の外でも実践的な学びを行うことができる点です。

学校教育と地域イベントでの活用



受賞を受けて、「いたばしさんぽ」はすでに区内の36校の小中学校や特別支援学校でSDGsの導入教材として活用されています。授業で直接利用されるだけでなく、区のイベントではブース出展も行われ、このゲームを通じて地域の子どもたちが自分たちの住む町について深く学んでいく様子が伺えます。さらに、リーフレットの制作も行い、より多くの家庭にSDGsについての認知を広げる活動にも積極的です。

キッズデザイン賞の意義



「キッズデザイン賞」は、子どもたちが安全に安心して暮らせる社会をつくるための優れた製品やサービスを選出し広く発信することを目的とした賞です。子どもたちの安全や創造性の発展に寄与するアイデアが評価されるため、これまでの受賞作品も多彩で感性豊かなものが集まっています。

共同制作の背景



「いたばしさんぽ」は、板橋区とともに、株式会社石塚計画デザイン事務所、株式会社10、北九州市立大学法学部の高木超准教授といった多様なパートナーと協力して開発されました。ゲームデザインでは、SDGsというちょっと難しいテーマを、より直感的に理解しやすくするための工夫がされており、「わかる」「きづく」「考える」といった学びのプロセスが実現されています。全員が積極的に参加しあえるような形を考え、親しみやすいすごろく形式が採用されています。

絵本のまち板橋のブランド化



板橋区は「絵本のまち」としても知られ、国内外の絵本文化に力を入れています。この背景には、イタリアのボローニャ市との結びつきがあり、充実した資料と美術館が区の独特な文化を形成しています。板橋区のブランド戦略の中で、SDGsに関する教育内容を絵本との融合で広めていく取り組みも着実に進んでいます。

「いたばしさんぽ」は、そうした地域の特性を映し出しながら、未来を担う子どもたちに大切な知識と経験を提供しています。このゲームを通じて、板橋区の魅力を再発見しつつ、持続可能な未来を考えるきっかけになることを期待したいですね。


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