和歌山のアロチをフォートナイトで再現！クラウドファンディング始動

和歌山の街、アロチをフォートナイトで再現

和歌山市の繁華街「アロチ」を舞台にしたクラウドファンディングが開始されています。このプロジェクトは、和歌山県を本拠地としてバスやタクシー、旅行サービスを提供するユタカ交通と、一般社団法人和歌山新城下町DMCが共同で進めるメタバース和歌山実行委員会によって運営されています。そして、その目的は「アロチ」の活性化にあります。

クラウドファンディングの内容

このプロジェクトでは、支援者の名前が挿入されたネオン看板を、「Fortnite」の中に再現されたアロチ街に設置するリターンが特徴です。加えて、和歌山県内の飲食店や施設で利用できるお得なプラン、さらには限定商品がセットになったプランも提供されます。

2025年4月30日と5月1日の2日間には、大阪・関西万博の会場内でアロチを再現したFortniteマップを体験できるイベントも企画されており、これにより観光客の増加を図っています。

アロチの歴史と現在の状況

アロチは和歌山の中心的な繁華街で、歴史深い場所ですが、近年は新型コロナウイルスの影響に加え、若者のスナック離れから人手が減少しています。このため、多くの店舗が厳しい経営状況にあるのが現状です。そのため、アロチの魅力を再度全国に伝えることを目指し、仮想空間でかつての賑わいを取り戻す試みが行われています。

メタバースへ進出

本プロジェクトの一環として、大阪・関西万博では、「和歌山城」や「和歌山駅前」を含む他の観光スポットも再現されたマップを高性能ゲーミングPCを用いて遊べる体験コーナーが設けられる予定です。多くのゲーマーや観光客が楽しむことで、実際にアロチを訪れる人々が増え、街の活性化に繋がることが期待されています。

営業支援と実在企業とのコラボ

パートナー企業との協力も進行中で、和歌山地域の企業の看板がゲーム内に登場する形で、リアリティを追求しています。すでに多くの飲食店やサービス業者が参加し、ゲーム内での広告展開を行っています。

地域交通への影響

ユタカ交通は、地方創生の取り組みの一環として、メタバースを用いた観光DX事業を展開しています。これにより、日本国内のメタバース市場が急成長を見せている中、和歌山の観光資源をデジタル技術で広め、新たな顧客の獲得や地域への訪問者を増やす戦略を推進していきます。

このクラウドファンディングは、支援金が2,000円から可能です。5,000円以上のプランでは、特典として本物の飲食クーポンや、ゲーム体験用の利用券、さらには地元の特産品がもらえる嬉しいサービスが揃っており、様々な形での地域への貢献が可能です。