社会貢献とゲームのシナジーを生み出す「PicTrée」
シンガポールを拠点にするDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(DEA)は、Greenway Grid Global Pte.Ltd.と協力して設立したGrowth Ring Grid Pte. Ltd.(GRG)による参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」が、新たに実施する実証実験について発表しました。この実験では、電信柱の撮影を通じて社会インフラの維持管理をサポートすることが目的です。
実証実験の詳細
2025年7月26日より開始されるこの実証実験は、岩手県、宮城県、福島県、新潟県の4県で約20万本の電信柱を対象に行われる予定です。この試みは、NTT-MEとの連携によるものであり、すでに栃木県や茨城県、群馬県の他、青森県や秋田県、山形県での実験を経てさらに進化しています。
実施目的
近年、インフラの維持管理におけるコスト削減や人手不足の対策が重要です。そこで、実験では市民が参加可能な「シビックテック」を活用し、スマートフォンアプリ「PicTrée」を使用して電信柱を撮影することで、効率的な維持管理手法の検証を行います。
実証実験の概要
- - 実施期間 : 2025年7月26日(土)5:30 ~ 9月15日(月)18:30
※期間は状況により延長の可能性あり
- - 対象地域 : 岩手、宮城、福島、新潟
- - 対象電柱 : 各県約5万本、合計約20万本
参加者は「ボルト」「アンペア」「ワット」の3チームいずれかに所属し、他のチームとポイントを競います。シーズン優勝チームとランキング上位者には特別な報酬が用意されており、さらに初回撮影時には電柱1本あたり50~100円相当の報酬コインを手に入れることができます。これらのコインは、ゲーム内で「Amazonギフト券」やDEAPcoinに交換可能です。
参加方法
参加者は「PicTrée」アプリをスマートフォンにインストールし、対象の電信柱を撮影していきます。このゲームは身近な通信インフラの重要性を感じながら、楽しみながら社会貢献に寄与できる新しい形のゲームです。
「PicTrée」とは?
PicTréeは、チーム戦形式のゲームで、参加者は通信設備の撮影を行い、ポイントを競い合います。主に電信柱やマンホールなどの施設を対象にし、プレイヤーは「チェックイン」や「撮影」のアクションを通じてポイントを獲得。そのポイントを基にチームの総合スコアが決まります。
プレイヤーはAmazonギフト券やDEAPcoinなどを報酬として受け取ることができ、ゲームを通じて社会貢献に取り組むことができます。
企業の背景情報
NTT-MEは通信インフラの構築からICTソリューション提供まで、多岐にわたる事業を展開しており、地域社会との連携を重視しています。
一方でGGGは次世代インフラの開発を行い、持続可能な社会への貢献を目的としています。
このような背景の中、DEAが提供する「PicTrée」は、ただのゲームにとどまらず、社会課題への積極的なアプローチとして注目されているのです。今後の実施に期待が高まります。
公式サイト:
PicTrée公式