『紅の砂漠』開発の舞台裏
2026-07-24 14:01:19

Pearl AbyssがCEDEC 2026で語る『紅の砂漠』大規模開発の舞台裏

Pearl Abyss、CEDEC 2026で『紅の砂漠』の開発知見を発表



2026年、日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2026」で、Pearl Abyssが自社のオープンワールドアクションアドベンチャー『紅の砂漠』の開発に関する知見を公開しました。このイベントに登壇したのは、『紅の砂漠』のゲームデザイン室を率いるトゥ・スンビン氏とキム・ヒョンギョム氏の二人。彼らは、同作の開発過程で蓄積した貴重な知識と技術を国内外の開発者に向けて披露しました。

大規模オープンワールドの制作体制



彼らのプレゼンテーションは、大規模なオープンワールドの制作における実践的なプロセスと、その背景にある製作チームの体制についてでした。約200名の開発者が参加するこのプロジェクトでは、安定した開発環境を整えるために、以下の三つの原則が重要視されています。

1. 高速な反復開発(Fast Iteration)
プロトタイプを迅速に制作し、フィードバックを受けながら改善していく方法。

2. 保守性(Maintainability)
長期的に安定した運用が可能なコードやアセットの整備。

3. 並行ワークフロー(Parallel Workflows)
複数チームでの同時作業を可能にする体制の構築。

レイヤー構造の採用による制作効率の向上



『紅の砂漠』では、レイヤー構造に基づくワールド設計が採用されています。この方式では、環境、コンテンツ、メタゲーム要素を独立したレイヤーとして定義し、各レイヤーが組み合わさることで、広大なオープンワールドを効率よく制作することが可能になります。この仕組みにより、さまざまなプレイ要素が統合され、探索の深さが向上するのです。

インタラクティブな世界の実現



講演では、さらにプレイヤーの行動に反応する活気ある世界を構築する方法も解説されました。たとえば、ゲーム内の植物やオブジェクトがプレイヤーの動きに反応することで、より没入感のある体験を提供しています。また、進行状況に応じて同じ空間が異なる状態に変わる「フェーズ切り替え(Phase Switching)」機能も取り入れられ、この技術によって空間の多様性と制作効率が向上しています。

『紅の砂漠』の世界観



『紅の砂漠』は、広大なシームレスオープンワールド「ファイウェル」を舞台に設定しており、主人公「クリフ」と彼の仲間たちの冒険を描く作品です。対応プラットフォームはPlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam、Apple Mac、Epic Games Storeと幅広く、多くのプレイヤーの手に届く設計がされています。プレイヤーは、この広大な世界で様々な体験を楽しめることでしょう。

Pearl Abyssについて



Pearl Abyssは、オープンワールドアクションアドベンチャー『紅の砂漠』や大人気MMORPG『黒い砂漠』の開発企業として知られています。彼らは現在、多様なプラットフォームに向けた新作開発にも力を入れ、自社開発の次世代ゲームエンジンを駆使して、高品質なゲーム体験を提供することを目指しています。新たなプロジェクトとして『ドケビ(DokeV)』や『PLAN 8』などが進行中です。

権利表記:© Pearl Abyss Corp. All Rights Reserved.


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