eスポーツで共生社会へ
2025-09-11 12:51:45

大阪・関西万博で開催されたeスポーツによる共生社会への挑戦

大阪・関西万博に見るeスポーツの可能性



2025年の大阪・関西万博では、スポーツ庁主催で「Sports Future Lab~スポーツがつくる未来~」というイベントが開催され、日本eスポーツ協会(JESU)が中心となり「共生社会の実現に向けて~eスポーツがもたらすユニバーサルな可能性~」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。

このディスカッションは、9月4日と5日の2日間、それぞれ13:30から14:30まで実施されました。会場は、EXPOメッセの南側に位置する「WASSE」で、参加者には医療と高齢者支援にeスポーツを活用している専門家たちが集まりました。

eスポーツは、ゲーム機、PC、スマートフォンを介して行われるため、年齢や性別、障がいの有無にかかわらず、誰もが同じ土俵で楽しむことができる点が大きな特徴です。JESUはこの特徴を共生社会を実現するための重要な手段の一つと考え、障がい者や高齢者の社会への参加を促進しています。

パネルディスカッションの模様



このディスカッションには、国立病院機構北海道医療センターの田中栄一先生、そして日本アクティビティ協会の川崎陽一理事長が登壇しました。田中先生は、医療分野におけるeスポーツの実用例を紹介し、リハビリテーションや精神的なサポートにどう役立つかを語りました。一方、川崎理事長は高齢者支援におけるeスポーツの利用方法について話し、競技を通じて如何に社会参加を促進するかに焦点を当てました。

JESUからの参加者として、浜村弘一理事が9月4日に、井澤俊樹事務局長が9月5日にそれぞれ参加し、自団体での取り組みや将来の展望についても意見を交わしました。

共生社会実現へ向けた取り組み



JESUは、「エイジレス」「ジェンダーレス」「ハンデキャップレス」といったeスポーツの特徴を活用し、多様性を尊重した共生社会の実現に向けて今後も活動を続けます。また、国際的な舞台での選手育成や大会への派遣なども行い、eスポーツの振興を図っています。

日本eスポーツ協会の根底には、青少年の競技力向上やスポーツ精神の普及を目指す理念があります。ゲームの公認、選手のプロライセンス発行、さらには国際大会への選手派遣など、多岐にわたる取り組みを推進しています。

今後もスポンサー企業や各種団体の支援を受けながら、eスポーツの発展に寄与する活動が期待されます。特に、共生社会を実現するための鍵として、eスポーツが果たす役割について、広く認知を深めていくことが重要です。これにより、ゲームが持つ力を最大限に引き出し、すべての人が楽しめる社会の実現を目指していく必要があります。


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