アーリークロスとマネーフォワード、業務提携で資産形成をサポート目指す

アーリークロスとマネーフォワードの提携

株式会社アーリークロスとマネーフォワードホーム株式会社が新たに業務提携契約を結びました。この提携により、両社は企業型確定拠出年金（企業型DC）の導入支援を強化し、そしてマネーフォワードが提供するお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』を活用して、より多くの働く人々の資産形成を促進し、ファイナンシャルウェルビーイングの実現を目指します。

提携の背景

近年、企業型DCの加入者数は830万人と増加傾向にありますが、実際には導入している企業はわずか5.2万社しかありません。特に中小企業においては、導入率が約1.8％と低く、この状況を改善するためには、より多くの企業が制度を導入することが求められています。

中小企業は、従業員99名以下の事業所が多く、全体で約278万社も存在します。そのため、アーリークロスは中小企業向けの企業型DC導入支援サービスを提供し、企業のニーズに沿った最適な制度設計や継続教育を行いながら、資産形成をサポートしてきました。

マネーフォワードのサービスとの連携

マネーフォワードでは、個人の家計管理や資産運用を手助けするサービス『マネーフォワード ME』が広く利用されています。こちらは1700万人以上のユーザーがいるアプリで、銀行口座やクレジットカード情報を一元管理できる特徴があります。これにより、ユーザーは自分の資産状況を視覚的に把握しやすく、投資の判断を行いやすくします。

この提携によって、企業型DCの導入と『マネーフォワード ME』の見える化機能を組み合わせることで、利用者は積立状況を簡単に確認できるだけでなく、自身の全体的な資産状況を踏まえた上での適切な資産運用が促進されます。

双方の代表者のコメント

アーリークロス代表の花城社長は、「マネーフォワードとの業務提携を結べたことは非常に嬉しく、今後とも企業型DC制度の見える化を進め、従業員全体の金融リテラシーを向上させていきたい」と語っています。あわせて、マネーフォワードの金坂社長も、提携を通じて双方のさらなる成長と発展を期待すると述べています。

今後の展望

両社は、アーリークロスが提供する企業型DC制度の導入支援と、マネーフォワードの見える化サービスを活用した資産形成支援により、従業員一人ひとりが経済的安心を得られるような未来を目指します。実際に、従業員がスムーズに資産管理を行うためのクーポン配布も予定しており、実質的な支援を展開していくとのことです。

今後も、両社は連携を深め、この新しい形の金融サポートを実現すべく努力していくことでしょう。働く人たちが豊かな生活を手に入れるための手助けを続ける両社に期待が寄せられます。