リアルな走行体験を提供する新作シミュレーターがEICMAでお披露目

新たなバイク体験を提供するシミュレーターが誕生

2025年11月6日から10日まで、イタリア・ミラノで開催されるモーターサイクル国際博覧会「EICMA」において、PROTO-TYPE INC.が発表する新しいバイクシミュレーター「2X」が注目を集めています。このシミュレーターは、単なるオートバイの動きを再現することに留まらず、ライダーとバイクの関係性を重視した設計となっています。

シミュレーターの革新性

これまでのバイクシミュレーターは、ゲームコントローラーを利用して操作されることが一般的で、本格的な走行フィーリングを味わうことは難しいものでした。しかし、2Xでは高校生ライダーの巨摩郡とその対戦相手である聖秀吉というキャラクターを題材にした「バリバリ伝説」の世界を舞台に、自分自身がそのキャラクターとなりきって体験できます。これにより、ただの走行体験ではなく、まるで漫画の中に入り込んだかのような感覚が楽しめるのです。

様々な体験を提供する装置

この革新的なシミュレーターは、専用のバイク型デバイス、可動筐体、そしてヘッドマウントディスプレイ（HMD）を使用し、ライダーの視線や頭の動きまでをゲームプレイに盛り込んでいます。リアルなバイクの挙動と特有のハンドリングを再現することで、まさにライディングをしているかのような体験ができるのです。

特に注目すべきは、豪快なパワースライドなど、実際の走行では難しい技術をシミュレーションすることが可能である点です。このシミュレーターでは、HONDA CB750FBやSUZUKI GSX750S刀といった名車の挙動を再現し、巨摩郡と聖秀吉との対決シーンをリアルに体験できます。

EICMAでの出展

EICMAは毎年、モーターサイクル関連の最新テクノロジーや製品を発表する場として多くの観客を集めており、近年は80万人を超える来場者を記録しています。PROTO-TYPE INC.は、ブースNo EICMA Pavilion 7Stand S16 にて、新作シミュレーターを体験できる機会を提供します。この機会にぜひ、未来のバイク走行を体験してください。

終わりに

「2X」は、オートバイファンにとって懐かしさと新たな刺激を融合させる革新のシミュレーターです。バイクの世界に新たな視覚と体験をもたらすこのシミュレータこそ、次世代のバイクライディングプラットフォームとしての地位を確立することでしょう。EICMAで実際に体験し、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。