IP原作のカジュアルゲームが新たなブームを創出！プロモーション戦略を徹底分析

IP原作のカジュアルゲーム最新動向を徹底解剖！

株式会社スパイスマートが最新の調査レポートを公開しました。このレポートは2024年から2025年にかけてリリースされたIP原作のカジュアルゲームを対象としたもので、成功事例やそのプロモーション施策について詳細に分析しています。

調査概要について

調査は2024年1月から2025年4月までの期間に実施され、リリースされたスマホゲームの中で、セールスランキング200位以内に一度でも入ったタイトルが対象となりました。主にリリース前後のランキング推移やプロモーション施策、さらに事前登録キャンペーンの概要などを網羅しています。

近年のトレンド：3マッチパズルに注目

調査結果によると、2024年以降のIPとカジュアルゲームのトレンドには、特に“3マッチパズル”が挙げられています。RPGタイトルが多数を占める中で、パズルゲームやテーブルゲームに広告収益モデルを取り入れた作品が急増しています。これにより、キャラクター育成要素を取り入れた新しい形のカジュアルゲームが広まりつつあることが確認されました。

注目タイトルのマーケティング施策

このレポートでは、特に注目すべき4タイトルのマーケティング施策を中心に分析しています。

『SAKAMOTO DAYS デンジャラスパズル』の成功事例

『SAKAMOTO DAYS デンジャラスパズル』は、TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』の最終回直後、2025年4月2日にリリースされました。リリースから翌日にはフリーランキングで1位を獲得し、その後もトップ10圏内を維持しました。プロモーション施策は、アニメ放送と連動し、ジャンプでの告知やジャンプフェスタでのステージイベント、TVCMなど多岐にわたりました。また、キャストのサイン色紙やギフト券をプレゼントする企画もファンの心をつかみました。

『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさんパズルパーティ！』の戦略

2024年9月にリリースされたこの作品も、アニメ放送に合わせたマーケティングが功を奏しました。リリース直前にTVCMを打ち出し、ユーザー参加型の企画や事前登録キャンペーンにより非常に高い注目を集めました。こちらも、ファン向けの施策が中心で、ワンストップでのプロモーション設計が特徴です。特に、ユーザーが参加できる衣装アンケートや声優直筆サインのプレゼントなどが好評を博しました。

原作ファンを重視したプロモーション

いずれのタイトルも、リリースまでの期間が4ヶ月以内と短期であり、その間のプロモーション施策はアニメ放送と密接に関連していました。IP原作ファンの心理的な盛り上がりに合わせたキャンペーンが実施され、新規大型アプリの大規模なSNS施策とは一線を画しています。このような新たなプロモーション手法が注目を集めているのです。