高校生チーム『ミミミラボ』が国際ロボコン出場!
石川県金沢市に位置する『ミミミラボ』で活動している高校生チームが、国際的なロボットコンテスト「WRO 2025 Japan決勝大会」で見事第3位を獲得し、シンガポールで開催される国際大会への進出が決定しました。この素晴らしい成果を収めたのは、星稜高校の2年生、吉田旭輝さんと土原匠眞さんの2名からなるチーム「TYTY」です。
『ミミミラボ』の活気ある環境
『ミミミラボ』は、三谷産業株式会社と特定非営利活動法人みんなのコードが共同で運営している施設です。子どもたちが自由にテクノロジーに触れ、創造的な活動を行える場所として2021年に開設されました。プログラミング、ロボット製作、3Dプリンタなど、多彩なテクノロジーを活用できる環境が整っています。
この施設では、小学校4年生から18歳までの子どもたちが参加でき、充実したサポートが提供されています。その中でも特に注目されるのが「ロボ部」で、ここでは若い才能が集まり、国際的な舞台での活躍を目指しています。
WROの舞台で輝いた「TYTY」
「TYTY」は、今回の大会で優れたチームワークと技術力を駆使して、堂々の成績を収めました。4年連続で「WRO Japan決勝大会」に出場している「ロボ部」として、彼らの活躍は群を抜いています。吉田さんと土原さんは、自由な環境で主体的に学び成長してきた結果、今回の全国大会での成功を手にしました。
シンガポールでの国際大会への進出は、彼らにとって新たな挑戦であり、同時に多くの期待が寄せられています。民間企業が支援するこのような施設から国際舞台へと羽ばたく機会は極めて珍しく、注目されるべき成果と言えるでしょう。
石川県からの多くの出場者
今回の大会では、「TYTY」以外にも石川県から2つのチームが国際大会への進出権を獲得しており、石川県が誇るロボット技術のレベルを示す結果となりました。これにより、同一県から3チームが国際大会に進出することになり、石川県勢への期待が高まります。
学びと挑戦の場としての『ミミミラボ』
『ミミミラボ』の魅力は、子どもたちが自らの興味に基づいて自由に活動できる環境にあります。学校の部活動とは異なり、参加者は自らのペースで活動し、得意分野を活かしたコミュニティを形成しています。メンターの指導を受けながら、ロボ部、マイクラ部、イラスト部など多様な部活動が行われ、子どもたちの自主性が育まれています。
このような温かいコミュニティが、今後も多くの若者たちに影響を与え続けることは間違いありません。『ミミミラボ』での経験が、世界へ羽ばたくための第一歩になることを期待してやみません。
最後に
「TYTY」の国際大会への挑戦は、単なる競技を超えて、テクノロジーに触れることで未来に向けた夢を追いかける機会を提供しています。彼らの奮闘が多くの子どもたちに刺激を与えることを願っています。