DMM GAME翻訳がGDC2025に出展
2025年のGDCに向けて
ゲーム業界の重要なイベント、Game Developers Conference(GDC)が2025年3月17日から21日にサンフランシスコで開催されます。ここで、日本の株式会社Algomaticが提供する「DMM GAME翻訳」が出展することが発表されました。さらに、DMM GAME翻訳の責任者である野田克樹氏とチーフトランスレーターの矢澤竜太氏が講演を行う予定です。
講演テーマと内容
講演のテーマは「Revolutionizing Game Localization with AI Agents: Faster, Cheaper, Smarter」。彼らはAIエージェントを活用してゲーム翻訳のプロセスをどのように革新できるのか、その具体的な手法について語ります。この講演は2025年3月19日の15:30から16:30にMOSCONE WEST Level 3で行われます。
最近まで、ゲーム翻訳においてAIや機械翻訳の実用性は疑問視されていましたが、生成AIの進化により、高品質で迅速な翻訳が可能になっています。このセッションでは、文脈を考慮した翻訳を実現するための実用的なステップについて説明される予定です。特に用語集やスタイルガイドの自動生成、過去の対訳の活用、キャラクターごとの翻訳方針の確立について詳しく触れられます。
DMM GAME翻訳の特徴
DMM GAME翻訳は、特にゲームに特化した翻訳AIを利用しており、キャラクターの独自性や舞台設定を守った翻訳を提供します。130の言語に対応し、低価格(1文字あたり1〜3円)で、高品質な翻訳を最短1営業日で提供。これまでの約4ヶ月で50タイトル以上の翻訳を手掛け、海外からの依頼も増加しています。これは、日本のゲーム作品を海外に輸出する需要が高まっていることを示しています。
Algomaticの紹介
株式会社Algomaticは2023年に設立され、大規模言語モデルを活用した様々なサービスを提供しています。代表の大野峻典氏をはじめ、優れた専門家たちが集まり、業界に新たな風を吹き込んでいます。野田克樹氏はUXデザイナーとしての経験を活かし、DMM GAME翻訳の責任者としてこの新しい試みに取り組んでいます。矢澤竜太氏はローカライゼーションスペシャリストであり、ゲーム翻訳の効率化に強い情熱を持っています。
結論
GDC2025でのDMM GAME翻訳の出展は、日本のゲーム業界にとって新たな可能性を示すものです。AIエージェントが翻訳プロセスをどのように変革するのか、その実践的なアプローチに興味が高まります。イベントに参加予定の方々は、ぜひこの講演をお見逃しなく!