3月8日から16日まで、東京都武蔵野市のギャラリー永谷で「偏見プロフィール展」が入場無料で開催されます。この展示は、ボードゲーム制作集団「ゲーム工房カコムタク」が主催し、AIが生成した架空の人物に対して、参加者自身の偏見を思い切りぶつけることができる新感覚のイベントとして注目を集めています。
「ゲーム工房カコムタク」は、京都大学の映画サークル出身のメンバーを中心に活動しており、彼らの代表作である『偏見プロフィール』は、見た目だけで人を判断するというユニークなコンセプトに基づいています。このゲームはテレビやYouTubeでも話題となり、インディーズゲームとしては驚異的な発行部数1万部を突破しました。
今回の「偏見プロフィール展」では、AI人物画像を使って、実在しないキャラクターへの偏見を参加者が自由に記入できる展示コーナーが設けられます。来場者は、展示されたAI人物に対し、「趣味」「誰にも言っていない秘密」「最近笑ったこと」といったお題に沿って、見た目から判断したプロフィールを作り上げていきます。事前にクラウドファンディングやSNSで収集した偏見も展示されていて、日に日に増えていく偏見の数に、来場者は思わず笑ってしまうことでしょう。
さらに、来場者自身の偏見が他の参加者にどう受け取られているのかを確かめるための投票コーナーも設けられています。実在しない人物のプロフィールをもとに、「この人物は誰か?」を投票する形式で、あなたの偏見が他の人とどれだけ一致しているのかがわかります。正解は存在しないものの、他の参加者との共通点を見つける楽しさがあります。
また、展示を見学した後には、自分の好きな偏見と一緒に写真が撮れるフォトブースもあります。これにより、友人や知人と一緒に来場し、どんな偏見が面白いかを皆で考えながら楽しむことが可能です。そこに展示されたAIキャラクターと共に撮影することで、思い出に残る一瞬を創出できるでしょう。
会場では、限定の人物カードやステッカーなどのグッズ販売も予定されています。加えて、『偏見プロフィール』の遺伝子を受け継ぐ新作ボードゲームに関する情報も、無料パンフレットを通じて公開されるとのこと。
開催場所は東京都武蔵野市の吉祥寺永谷シティプラザ1F、ギャラリー永谷です。プレオープンは3月7日で、招待客やマスコミのみが入場可能です。本番の展覧会は3月8日から16日までで、入場はもちろん無料。参加することでボードゲームの新しい楽しみ方を発見できる機会となるでしょう。
ボードゲームの普及を目指す「偏見プロフィール展」。ぜひこの機会にあなた自身の偏見を楽しむ、新しい体験に参加してみてはいかがでしょうか。