子どもたちのゲーム利用実態に迫る
アクトインディ株式会社が運営する「いこーよ総研」が発表した調査結果によると、子どもたちのゲーム利用に関する実態が浮き彫りになっています。ここでは、「ほぼ毎日」ゲームを楽しむ割合や、利用開始年齢、人気ジャンルなどのデータを詳しく見ていきましょう。
子どもたちのゲーム利用率
調査によると、子どもがゲームを利用している割合は約65%に達しており、特に年齢が9歳以上の子どもではその割合が9割を超えることがわかりました。これは、ゲームが日常生活の一部として浸透してきていることを示しており、現代の子どもたちにとって余暇活動の中心となっていることが浮かび上がります。
ゲームを始める年齢
興味深い点として、ゲームを始める年齢があります。調査結果によれば、最も多い開始年齢は3歳で、実に20%がこの年齢でゲームに触れるようになっていました。5歳、4歳、小学1年生と続き、全体の半数以上が未就学児のうちにゲームに出会う形となっています。このことから、家庭や教育環境などの影響も考えられ、親たちが早期からのゲーム接触を受け入れていることが伺えます。
利用頻度の実態
ゲーム利用頻度の調査によって、なんと53%の子どもたちが「ほぼ毎日」ゲームをプレイしていることも明らかになりました。次いで「週に2〜3回」が25%、「週に1回程度」が13%という結果に、特に年齢が上がるにつれてゲームの頻度が増加していることがわかります。これにより、ゲームが子どもたちの日常生活に深く根付いていることは間違いありません。
ゲーム利用時間
ゲーム時間に関して、平日は「30分〜1時間未満」が34%で最も多く、休日になると長時間の利用が見られる傾向があります。休日では「30分〜1時間未満」と「1〜2時間未満」が同率で26%を占め、追加で「3〜5時間未満」といった長時間の利用も9%存在しており、週末はゲームに多くの時間を費やす子どもたちが多いこともわかりました。
使用される端末とジャンル
使用しているデバイスについては、73%がスマートフォンやタブレットを利用していることがわかりました。家庭用ゲーム機も65%と人気で、携帯型ゲーム機やPCゲームも一定の支持を得ています。
ゲームジャンルの人気では、「シミュレーション・ストラテジー」が最も多く支持を受けており、特に「マインクラフト」などの創造性を育むゲームが高評価を得ています。これに対して、友達や家族と楽しめる「パーティー・ミニゲーム系」も42%の支持を集めており、子どもたちの多様な遊び方が窺える結果となっています。
まとめ
今回の調査は、子どものゲーム利用状況を多角的に捉えた重要なデータを提供しています。未就学児の多くがゲームを始める一方で、日常的に楽しむ習慣が確立されていることがわかりました。次回の「子どものゲーム利用調査②」では、オンラインゲーム利用の実態についてさらに詳しく分析する予定です。
次回もお楽しみに!