次世代防災プロジェクト「XU淳LABO」が虎ノ門ヒルズで始動
株式会社Digital Entertainment Asset(DEA)は2026年3月20日、虎ノ門ヒルズで開催された「XU Conference 2026 ~ニッポンの底力展~」に参加し、新しい防災プロジェクト「XU淳LABO」の誕生を発表しました。このセッションでは、企画・総合プロデューサーの田村淳氏や経済産業省、森ビル株式会社などの関係者が集まり、持続可能な防災の形とその社会実装の方法について議論しました。
XU Conference 2026の概要
「XU Conference 2026」は、「地球規模の課題に、ニッポンの技術の底力で挑む」というテーマのもと、日本の多様な企業や研究者、学生が集結したイベントです。技術の紹介だけにとどまらず、エネルギーや環境、地域経済といった問題をどう社会に実装するのか、その具体策を提示する場として位置づけられています。
ゲーミフィケーションの社会的意義
DEAの代表取締役社長、山田氏は、15年前の東日本大震災や最近の能登半島地震を踏まえ、地域の防災を特別な備えから日常の一部へと変えていく重要性を強調しました。彼は「ボランティアや地域貢献の善意だけでは限界がある」とし、「ゲーミフィケーションを通じて自発的な楽しさを動機付け、持続可能な防災を実現する必要がある」と力説しました。
具体的には、市民参加型インフラ点検ゲーム「PicTrée」を例に挙げ、市民が楽しみながらインフラを確認できる仕組みを有事の際の共助の基盤として活用することが可能性として提示されました。このように、遊びの力を活用することでインフラ管理に関わる新たな社会貢献の形が期待されています。
「フェーズフリーな防災技術」の実演
今回のカンファレンスでは、DEAが掲げる「楽しさ」を入り口にした日本の先進的な製造技術についても紹介されました。日常と非常時の境界を取り除く「フェーズフリー」な防災技術が実演され、山田氏は「これらの技術を単なる備蓄に終わらせるのではなく、市民が日常の中で使いこなせるものに昇華させていきたい」と述べました。
新たな学びの場「XU大学」の設立
セッションの締めくくりとして、田村淳氏や今井豪氏などが新しい参加型プロジェクト「XU大学」の始動を発表。これは、固定の校舎を持たず、全国にある企業の会議室などを掲示板代わりに利用する、全く新しい形の教育プラットフォームです。参加者がその場でアイデアを具現化し、社会に出していくモデルを目指しています。
また、学生が主導で情報発信することによって、防災技術の認知拡大と地域活性化を促進することも企図されています。山田氏は「『XU大学』を通じて、楽しみながら創造的な防災活動を実現したい」と述べ、プロジェクトの意義を強調しました。
会社紹介
株式会社Digital Entertainment Asset(DEA)は、大学の枠にとらわれない社会課題解決型のゲーム事業を展開しています。2018年にシンガポールで設立され、その後日本法人を立ち上げ、現在は市民参加型社会貢献ゲーム「PicTrée」を通じて、ゲーミフィケーションの力を広める活動を行っています。社会課題解決の実証・実装に向けた取り組みを推進中なので、今後の進展にも目が離せません。