Fenris Creationsが新たに独立
アイスランド・レイキャビク発、2026年5月7日。旧CCP Gamesが新たに「Fenris Creations」として独立企業となることを発表しました。この会社は、過去の運営体制に近い形へと回帰し、これまで築かれてきた『EVE Online』の仮想宇宙を基盤に活動を続けます。
Fenris Creationsは、自社の取締役会によって運営され、株主は経営陣や長期的なビジョンを支持する投資家で構成されています。本取引による資金は、現金および現物を含む1億2000万米ドルに及びます。所有形態やガバナンスの変更はあっても、実際の事業運営には影響がないとのこと。これまでのチームが引き続き『EVE Online』の方向性を担うため、プレイヤーは今後も一貫した体験が提供されることでしょう。
Google DeepMindとの提携
この移行にあたり、Fenris CreationsはGoogle DeepMindとの研究パートナーシップを締結しました。この提携によって、AIの理解を深めるための新たな研究環境が整備され、特に『EVE Online』の特性を活かした探求が進められることになります。
Google DeepMindはオフライン版『EVE Online』を使用し、AIモデルのテストと評価を行います。また、この技術によって新たなゲーム体験の可能性が模索される予定です。このような試みは、プレイヤーにとっても新しい刺激となるでしょう。
CEOのビジョン
Fenris CreationsのCEO、Hilmar Veigar Pétursson氏は、この独立が未来の進化に向けた重要なステップになると語っています。ゲームが長期的に持続可能であるためには、常に未来を見据えた挑戦が必要であり、そのための新しい所有権と責任体制を手に入れたと述べました。
また、彼はこれまでの支援に深く感謝するとともに、開発者とプレイヤーの強い信頼関係が『EVE Online』の存続を支えてきたと強調しました。新たな体制のもと、このゲームが持つレガシーを未来へと引き継ぎ、継続的な進化を図る考えです。
Fenris Creationsの未来
Fenris Creationsは、従業員や地域社会への影響を最小限に抑えるため、組織の再編や人員削減を行わないことを明言しています。本社はアイスランドにそのままとどまり、レイキャビク、ロンドン、上海のスタジオも引き続き運営される見込みです。
長年のパートナーであるPearl Abyssとの密接な連携を経て、Fenris Creationsは独立した形での運営が最適であるという結論に至ったことも重要です。今後、両社は異なる道を歩む中で、それぞれの戦略を追求し続けます。
新作タイトルの開発
さらに、Fenris Creationsは現在、2つの新たなタイトルを開発中です。1つは抽出型アドベンチャーFPS『EVE Vanguard』、もう1つはオンライン宇宙サバイバルゲーム『EVE Frontier』であり、これらがどのような新しいゲーム体験を提供してくれるのか注目が集まっています。
『EVE Online』は2025年に過去最高の業績を記録しており、引き続き黒字経営を維持しています。プレイヤーの高いエンゲージメントが今後の成長に寄与し、今回の独立を機にさらに進化を遂げることが期待されます。
まとめ
Fenris Creationsの独立は、『EVE Online』とそのユーザーにとって新たな未来を示唆しています。長い歴史を持つこのゲームがどのように進化し続けるのか、今後の展開に目が離せません。新しい運営モデルの下で、透明性のある情報発信を行い、ユニバースの未来に向けた取り組みがどのように行われるのか、期待が高まります。