渋谷圏インディーゲーム育成プロジェクトが新たに2作品を支援
広域渋谷圏で、魅力的なコンテンツを通じたまちづくりを目指すプロジェクト『Game Creator Finding(GCF)』が、注目のインディーゲームタイトルの制作支援を発表しました。昨年から支援を続けている作品『ぎるぐる』が2025年6月19日にリリースされると同時に、新たに2作品の開発支援が決定したのです。これは、少人数と小資金で活動するインディーゲームクリエイターたちを支える取り組みであり、渋谷圏の文化をさらに盛り上げることが期待されています。
第1弾『ぎるぐる』の魅力
GCFの記念すべき第1弾タイトルである『ぎるぐる』は、生と死の狭間に迷い込んだ主人公が人格を形成する物語。プレイヤーは、間世(はざまよ)という幻想的な世界で数々の出会いを通じて「生きる」ことの意味に迫ります。豪華な声優陣によるフルボイスの物語は、プレイヤーを深く引き込む要素が盛りだくさんです。主題歌『ぎるぐる Reincarnation』はワーナーミュージック・ジャパンから配信されています。
- - 価格: 2,980円(税込)
- - プラットフォーム: STEAM、Nintendo Switch(順次リリース)
- - 開発: Production Exabilities
第2弾『TWIN SOUL』のリズムゲーム体験
現在開発中の『TWIN SOUL』は、古代神話をテーマにしたリズムゲームで、神々の鼓動を音楽で表現しています。プレイヤーは音楽のリズムと一体化しながら物語を進めていく没入感のある体験が期待されます。体験デモ版は「BitSummit the 13th」でプレイ可能となり、開発の進捗に注目が集まっています。
- - リリース予定: 2026年
- - プラットフォーム: Nintendo Switch、STEAM
- - 開発: コアエイト株式会社
第3弾『Fantasketch』の革新
次に支援を受ける作品『Fantasketch』は、京都デザイン&テクノロジー専門学校の学生による開発チームが手掛けたお絵描きパズルゲームです。このゲームは、昨年の「BitSummit 2024」で高く評価され、さらなる支援を受けて新機能やビジュアルの追加が決まっています。多様なデバイスへの展開も計画されているため、より多くのプレイヤーに楽しんでもらえることが期待されています。
- - リリース予定: 2025年11月(Nintendo Switch版、STEAM版)、2026年3月(スマートフォン版)
- - 開発: Skeleton Crew Studio
第4弾『シブヤスクランブルストーリーズ』が登場
そして、最後に紹介するのが『シブヤスクランブルストーリーズ』です。渋谷を舞台にした実写サウンドノベルゲームで、人気のサスペンス作品『428 〜封鎖された渋谷で〜』のスタッフによる新作です。この作品では複数の主人公がシンクロし合い、摩訶不思議な物語が展開されます。
- - リリース予定: 2028年
- - 監督: イシイジロウ、脚本: 北島行徳
GCFの意義と今後の展望
GCFは、渋谷圏における新しい文化や魅力を発信することを目的としています。インディーゲームの製作を通じて新たなIPが生まれ、多様なメディアに展開されることが期待されています。今年の「BitSummit」では、このプロジェクトが初めて出展し、多くの来場者にゲームを体験してもらう機会を提供します。これにより、きっと渋谷圏から新しい波が生まれることでしょう。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。