eスポーツの認知度と今後の展望についての調査結果

マイボイスコム株式会社が実施した最新のインターネット調査によると、eスポーツの認知率は約80%に達しています。調査は2025年の1月初めに行われ、9117名の回答を基に、若年層を中心にeスポーツに対する関心や認知の深さが明らかになりました。

認知と興味の現状

調査結果によれば、eスポーツについて「どのようなものか知っている」人は34.3%に上りますが、「名前を聞いたことはあるが、詳細は知らない」という層が45.8%を占めています。このことから、eスポーツは広く認知されているものの、その詳細についての理解がまだ進んでいないことが伺えます。また、eスポーツに興味を持っている人は約6%にとどまり、若年層特に男性の10〜30代においては16%が興味を示しています。

eスポーツの魅力

調査では、eスポーツの魅力として「年齢や性別、地域を問わず誰でも参加できる」という点が最も多く挙げられ、約30%の支持を得ていました。次いで「身体的な制約や運動能力に関係なく、競技として楽しめる」が21%、さらに「世代や国を超えた交流、異文化交流ができる」といった意見も聞かれています。

意見の中には、「プロは結構儲かりそうだが、盛り上がりが今ひとつ」といったコメントや、「将来的にも競技として残るのか疑問」という懸念の声も。一方で、「スポーツとしての側面が認められている」とポジティブな見解を示す意見もありました。このように、eスポーツに対する捉え方は二極化しています。

普及に対する賛否

eスポーツが今後普及することについては、「良いと思う」「まあ良いと思う」とする回答が合計で約30%です。特に10代や20代においては、この割合が46%に達しており、eスポーツへの期待感が際立っています。一方で、eスポーツを良いと思わない層はほぼ7%にとどまることから、多くの人がこの新しい競技の可能性に注目していることがわかります。