ヴァンパイア株式会社が推進する健康的な働き方の新しい試みとは
「歩く、働く、整う。」これがヴァンパイア株式会社が掲げる新しい働き方のテーマです。大阪市に本社を置くこの企業は、スタッフ一人ひとりに合わせた環境づくりを目指し、健康や働き方に関する新たな改革を進めています。
現在、同社は「歩く×働く×つながる」をテーマにした“お散歩会”や、特異な“ヴァンパイア体操”といった独自の健康プログラムを展開し、社員の心身の調和を促進しています。このような取り組みは、単なる健康増進にとどまらず、職場のコミュニケーションを活性化させ、創造的な発想を生む土壌を育てているのです。
健康への警鐘: 「歩かなくなった現代人」
リモートワークの普及に伴い、私たちの歩行量が激減しています。通勤での平均歩数が11,500歩から約30%も減少し、一部では1日に3,000歩にも満たない状態です。これにより、体重の増加や生活習慣病、さらにはメンタルヘルスの問題が増加しています。現代人は多くの時間をデジタルデバイスに依存し、「スマホ疲れ」や「情報過多」といったストレスにも晒されています。この状況を改善するためには、身体を動かす新しい働き方が求められているのです。
ヴァンパイア株式会社の取り組み事例
1. 毎月恒例「お散歩会」
毎月1回、阪神尼崎駅を起点に弁天町や新世界までの約15kmをウォーキングする「お散歩会」を開催しています。この取り組みは、健康促進のみならず、普段あまり交流のない社員同士にとっての貴重なコミュニケーションの場となっており、最大22名が参加することもあります。このイベントは単なるウォーキングにとどまらず、異なる部署同士の繋がりを生み出し、業務にも活かせる新たなアイデアが生まれる契機ともなるのです。
2. 朝の「ヴァンパイア体操」
同社では、オンライン勤務を全面的に導入し、朝礼もオンラインで行います。朝礼時には、Discordの画面共有機能を使って、体操を行い、PCの前で軽い運動を習慣化しています。この体操を通じて、社員はリモート勤務の中でも健康維持に努め、新たな交流の場を提供しています。「普段は画面越しのやりとりだけど、体を動かすことで自然と距離が縮まり、仕事にも良い影響を与えている気がする」と話すスタッフもいます。
健康が生む新たな価値
これらのプログラムは、スタッフの心身の健康だけでなく、発想力の向上にも寄与しています。お散歩会や体操を通じて、社員同士が顔を合わせて運動することで、意外な共通点を発見できるのです。「お散歩中に見た景色や、体操中の自然な会話によって新しいアイデアが生まれる」と語るスタッフも多く、その場が自然とブレスト会議のようになることもあります。
加藤代表の想い
この取り組みを推進する加藤代表は、「初めは健康維持が目的でしたが、続けていく中で時間の感覚を自分で把握できるようになり、日常の小さな美しさに気づけるようになっています」と述べています。この小さな気づきが、仕事にもプラスの影響を与えると言います。
未来に向けた歩み
今後、ヴァンパイア株式会社は、参加者の歩数に応じて寄付を行う「歩数寄付」や、全国の働く人々をオンラインでつなぐ「リモートお散歩会」など、多様な取り組みを展開する予定です。これを通じて、年齢や働き方に関係なく誰もが健康に働ける社会の実現を目指し、さらに行動を広げていくことでしょう。
取材受付中
「お散歩会」は、マスコミ関係者の取材も受け付けています。参加希望の場合は、日程調整の上、ご案内します。多様な参加者が健康促進や交流、発想のきっかけとなるこの取り組みに、ぜひお越しください。