新しいAIの時代、TenstorrentとRazerが手を組む
2026年1月、ラスベガスで開催されるCES 2026で、テクノロジー業界に大きなインパクトを与える発表がありました。Tenstorrentが、ゲーマー向けライフスタイルブランドのRazerと共同開発した、第1世代のコンパクトAIアクセラレーターを発表したのです。このデバイスは、エッジAI開発のために設計されており、モバイル環境で力強い計算能力を提供します。
コンパクトなデザイン
新しいAIアクセラレーターは、モジュラー設計が特徴です。従来の大型システムとは異なり、Thunderbolt 5に対応した超コンパクトなデザインで、あらゆるシステムに手軽に接続可能です。これにより、開発者はデスクトップ環境で簡単にエッジAI計算を実行することができます。このデバイスは、特にポータブルなAIアプリケーションに最適化されています。
スケーラブルな性能
Tenstorrentの新しいWormhole n150を活用することで、AIシステムのマルチチップ開発がスムーズに行えます。最大で4台のアクセラレーターをデイジーチェーン接続し、性能を拡張することができるため、大規模なAIモデルや実験にも対応可能です。このように、アクセラレーターを組み合わせることで、デスクトップサイズのクラスターとしてエッジAIの実験や導入を実現します。
オープンソースの融合
Tenstorrentは、オープンソースソフトウェアスタックを提供しており、これにより開発者は大規模言語モデル(LLM)や画像生成モデル、その他のAI/MLワークロードをフレキシブルに実行できます。Tenstorrentの公式GitHubリポジトリからソフトウェアをダウンロードし、すぐに開発を始めることができます。
業界の先駆者の声
Razerのノートブック&アクセサリー部門責任者トラビス・ファースト氏は、「エッジAI開発者は、強力で柔軟性があり、かつ移動性のあるプラットフォームを求めています。この協力により、それをすべて実現しました」と述べています。また、彼は「Tenstorrentの先進的なAIアクセラレーション技術と、Razerの高性能エンジニアリング技術を組み合わせることで、エッジAI開発を新たな高みへと引き上げることができます」と強調しました。
CES 2026での展示
CES 2026の会場では、このコンパクトAIアクセラレーターが実際に展示されています。来場者は、この革新的なデバイスの実力を直接体験できます。展示ブースは、Venetianの4階、Zeno 4702です。興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。詳細な情報はTenstorrentの公式ウェブサイトで公開されています。
まとめ
TenstorrentとRazerが共同で開発した第1世代コンパクトAIアクセラレーターは、エッジAI開発の未来を切り拓くデバイスとして注目されています。この画期的な技術は、開発者に新たな可能性を提供し、よりダイナミックなAIアプリケーションの実現を促進します。今後の展開が非常に楽しみです。