ネクソン、2025年度第4四半期及び通期業績を発表
2025年度の第4四半期および通期業績が発表された。株式会社ネクソンは、オンラインゲームの制作及び運用のリーディングカンパニーとして、記録的な売上を達成した。
売上収益の急増
第4四半期の売上収益は、前年同期比で55%増加した1,236億円に達した。これには、メイプルストーリーフランチャイズやPC版『アラド戦記』の好調な推移が寄与し、新作タイトル『ARC Raiders』の成功も大きな要因である。リリースからわずか15週間で、同作は最大同時接続者数が96万人を記録し、累計販売本数は1,400万本以上に達した。
ネクソンの代表取締役社長、イ・ジョンホンはこの成功を「当社のグローバル成長戦略の証明」とし、今後も大型タイトルを継続的に展開する意向を示した。
営業利益と課題
営業利益は72億円と黒字に転じたが、計画の範囲内に収まらなかった。人件費の増加や新作タイトルに伴うプラットフォーム手数料が要因として挙げられた。また、パブリッシングタイトルのサービス終了による減損損失も影響した。
特に『MapleStory: Idle RPG』の発売後に発生したプログラムに関する不具合の影響で、売上収益や営業利益に約90億円と約40億円の減額が発生。返金対応を発表したことにより、プレイヤーとの信頼回復に努めている。
通期業績の総括
2025年度全体の売上収益は前年比6%増の4,751億円に達し、過去最高を記録。営業利益は変わらず1,240億円、当期利益も921億円と前年より減少したが、メイプルストーリー、アラド戦記、FCフランチャイズの売上収益は堅調に推移し、特にメイプルストーリーフランチャイズは前年比43%増と好調を維持した。
特に、『ARC Raiders』と『マビノギモバイル』の好評がフランチャイズ外での収益を押し上げ、前年比25%増を実現した。
未来への展望
来る2026年度第1四半期の売上収益は、1,505億円から1,640億円の見込みで、前年同期比で32%から44%の増加が期待されている。また、営業利益の増加も見込まれている。
ネクソンは2026年度に向けてさらなる成長を見込んでおり、キャピタル・マーケット・ブリーフィングの開催を通じて中期経営目標や新作の開発についての詳細を発表する予定だ。プレイヤーへの信頼を最優先に考えており、経営陣は今後も透明性を持った運営を目指している。
結論
ネクソンが2025年度に記録した成果は、今後のゲーム業界における重要な指標となる。新作タイトルの開発や既存のフランチャイズのさらなる進化が求められる中、ネクソンの来年度に対する期待はますます高まり続けている。