eスポGOMI in ウミガメ産卵地 - 青島海水浴場
2025年2月15日、宮崎県青島海水浴場で初めて開催された「eスポGOMI in ウミガメ産卵地」は、一般社団法人SOCIAL GOOD ENTERTAINMENTが主催した特別なイベントです。この取り組みは、日本財団が推進している海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われました。
イベントの概要
このイベントは、宮崎市青島ビーチセンター「渚の交番」で行われ、123チーム、計51名が参加しました。10時から13時までの間には、観客約40名が見守る中で、参加者たちが熱戦を繰り広げました。
主催には、「ソーシャルスポーツイニシアチブ」、「青島地域まちづくり推進委員会」が名を連ね、日本財団が共催する形で運営されました。特にこのイベントは、eスポーツとごみ拾いという二つの異なるアクティビティを融合させた新しい形の地域貢献活動として、多くの注目を浴びました。
優勝チームの快挙
全17チームが競い合ったこの大会で、栄光の優勝を手にしたのは「アオアパ」というチームでした。彼らは、驚異の13.94kgものごみを拾い集め、合計1,784ポイントを獲得しました。前半戦では11kgを超えるごみを素早く集め、他のチームに大差をつけての勝利となりました。優勝チームは、「日本を愛する気持ちから、清掃活動を通じて地域に貢献できたことが嬉しい」とコメントを残しました。
ゲーム大会の魅力
さらに、このイベントでは、ごみ拾いの間のハーフタイムに「ぷよぷよeスポーツ」のゲーム大会が行われました。年齢を問わず、多くの参加者が真剣勝負を繰り広げ、盛り上がりを見せました。ゲーム大会の結果上位3チームにはごみ拾いで有利になるアイテムが贈呈され、競技性が活かされる仕組みも魅力的でした。
収集されたごみの総量
参加者たちが一丸となって集めたごみの総量は驚くべき51.895kgに達しました。美しい青島海水浴場には、ペットボトルや空き缶など、普段は気にしないごみが潜んでいました。出発前には、地元住民からの感謝の言葉が飛ぶなど、参加者同士の心温まる交流もありました。
環境保全への新たな取り組み
eスポGOMIは、ごみ拾いをゲームの要素で面白くし、誰でも参加できる形に変えた新しいスポーツです。日本のSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指し、地域の環境保全活動にゲームというエンターテインメント性を取り入れることで、より多くの人々に関心を持たせる取り組みとなります。このような活動を通じて、地域社会が一体となり、持続可能な未来のためのアクションを進めることが期待されています。
今後もこのようなユニークなイベントが開催されることを期待し、より多くの参加者が集まることを願います。eスポGOMIのような新しい形のスポーツが、環境問題解決に向けた力となることを確信します。