2025年版カジュアルゲーム速報！最新トレンドを分析する

2025年版カジュアルゲーム最新動向

株式会社スパイスマートは、スマートフォン向けカジュアルゲーム市場の最新動向を調査し、2025年版のレポートを発表しました。この調査は毎年実施されており、今年で4年目を迎えます。

調査の概要

今回の調査は、2024年10月から12月の期間中に日本のApp Storeでダウンロードランキングトップ200に入ったゲームの中から、スパイスマートが選定した21タイトルを対象に行われました。調査内容としては、カジュアルゲームの人気ジャンルや注目タイトル、それぞれのゲームシステム、広告の導入状況、アプリ内課金の要素などが含まれています。

収益モデルの変化

調査の結果、アプリ内課金と広告を組み合わせた「ハイブリッド型」の収益モデルが全体の81%を占めることが分かりました。これは昨年の68%から増加した数字です。この傾向はカジュアルゲーム市場のスタンダードになりつつあります。

特に、調査に含まれたタイトルの半数以上、具体的には52.4%がディスプレイ広告やリワード広告を併用したモデルを採用しており、ユーザーは新ステージへの移行やコンティニュー時に広告を能動的に視聴するようです。また、広告を媒体にしたポイント施策も見られるなど、ゲーム内でのポイ活要素が強調されているのが今年のトレンドです。

ジャンル別の人気と変化

パズルゲームは引き続き人気を誇りますが、微妙なトレンドの変化が確認されました。昨年までは箱庭づくりや経営シミュレーション、マッチ3系といったジャンルが多かったのに対し、今年は「整理系」や「ピンパズル」といった新しいジャンルの増加が見られます。さらに、快適なテンポで進行する「謎解き」ゲームも増加傾向にあり、これによってジャンルのバリエーションが広がっています。