理工系女子の進路をサポートするSTEAM Girls Programが始動
STEAM Girls Programがスタート
2026年8月4日、金沢港クルーズターミナルにて新たに始まる「STEAM Girls プログラム」は、理工系進学を目指す女子中学生や高校生を対象にした企業訪問プログラムです。このプログラムは、公益財団法人ほくりくみらい基金が運営し、株式会社浦建築研究所の協力を得て実施されます。
開催概要
プログラムは13:30から15:30までの間に開催され、参加者は約20名を想定しています。金沢港クルーズターミナルの入口ターミナルに集合後、現地見学をしながらの説明が行われ、最終的には会議室で意見交換をする予定です。目玉は、浦建築研究所の統括設計グループ第一室の寺田千恵氏によるキャリア紹介や女性活躍事例のプレゼンテーションです。参加者は実際にデザインを手がける女性技術者と直接対話することで、理系分野でのキャリアを具体的にイメージすることができるでしょう。
プログラムの背景と目的
石川県内の女子大学における理工系分野への進学率は非常に低く、12.7%に過ぎないというのが現状です。この数値はOECDの平均である26.6%を大きく下回っています。さらに、女性管理職の割合もわずか9.9%と全国平均を下回っています。このような状況が続く中、「女子は理系には向かない」という無意識の思い込みを払拭することが、このプログラムの最も大きな目的となっています。
Masako基金の役割
「STEAM Girls プログラム」は、金沢工業大学の大砂雅子教授が提唱したもので、理工系女子の未来を拓くための多様な支援を行うMasako基金の一環です。具体的には、理工系の女子を対象とした奨学金や、産業界や研究機関の見学ツアーを実施します。また、理工系女子のためのオンラインコミュニティも設けられ、参加者同士の継続的な交流が推進される予定です。
今後の訪問企業
本プログラムは、今後も複数の異なる企業を訪問する計画があり、具体的には8月21日には株式会社CCIグループ、8月24日には澁谷工業株式会社、さらには2027年1月6日にNECソリューションイノベータ株式会社への訪問を予定しています。この機会を通じて、理系分野への理解を深めるとともに、自らの進路を真剣に考える場になります。
奨学金制度の設立
参加者には、Masako基金が実施する給付型奨学金が支給されます。対象は、理工系進学を目指す女子中学3年生と女子高校1年生で、一次応募条件として企業訪問プログラムへの参加が求められます。奨学金の額は一人当たり10万円、支給人数は年間約30名を見込んでいます。支給開始は2027年4月以降で、進学を確認した後に行われます。
まとめ
「STEAM Girls プログラム」は、将来の理工系分野でのキャリアに興味を持つ女子生徒にとって非常に重要なステップです。実際に働いている女性たちと接することで、理工系の魅力を直接感じることができるこのプログラムが、参加者の未来を広げるきっかけとなることでしょう。今後の活動に注目が集まります。