Tales & Tokens、新NFT制作ツール「World Builder」を発表
Tales & Tokens株式会社(代表取締役:佐々木大輔)が、NFTプラットフォーム「T&T」の第3弾メジャーアップデートとして、「World Builder」という無料で使えるNFTサービス化制作ツールを2025年4月10日にリリースすることを発表しました。これは、直感的な操作でNFTを簡単に制作できることを目指した新しいプラットフォームです。
World Builderの特徴
「World Builder」とは、クリエイターやゲーム開発者が簡単にNFTを制作できる環境を提供し、一人ひとりのアイデアを形にする手助けをするツールです。その特徴的な機能のひとつが、NFTのデザインを自由に変更できる「きせかえ」機能。これによって、ユーザーは入手したNFTを持続的に変化させることができます。さらに、特定の地点に訪れた証明ができる「チェックイン」機能を用いれば、ユーザーがリアルな体験をデジタル資産として享受できる仕組みが形成されます。
このように、NFTはもはや単なるデジタルアートに留まらず、持続可能なサービスとして地域資源や文化を活用する手段へと進化しています。
NFTのトレンドの変化
これまでNFTは主に投機対象として注目されてきましたが、最近の動きでは企業や自治体がNFTを新しい形で活用しています。例えば、ファッション業界やスポーツの分野では、特定商品を購入した際に限定アイテムを提供することで、顧客のロイヤリティを向上させる動きが見られます。また、地域の文化財をNFT化し、それを通じて観光促進に貢献する自治体も増加しています。
最近の例では、物理的な商品やイベントと連携したNFTの発行や、一度限りのコレクションではなく、持続的に価値を提供する形式のNFTが好まれる傾向にあります。また、NFTはコミュニティ活動においても重要な役割を果たし、参加者同士のつながりを強化する手段として機能しています。
World Builderの開発背景
T&TがNFTサービス化を進める意義は、これらの最新トレンドに基づくものです。「World Builder」は、実用的かつ持続可能なNFTサービスを構築するためのツールであり、特にスタンプラリーやポイントカードのような低コストで継続的な運営が求められるサービスに最適です。
また、NFT制作に必要な専門知識を問わない直感的な操作画面を提供し、誰でも簡単に設定や運営が行えます。日本語と英語に対応しているため、国内外のユーザーが等しく利用できる環境が整っています。
主な機能
- - きせかえ機能: NFTの図柄を変更でき、持続的に成長させることができます。
- - チェックイン機能: 特定の場所を訪れたことを証明し、リアルとデジタルを結ぶ役割を果たします。GoogleやAppleアカウントと連携し、ウォレットを持たない人でも利用可能。
- - 簡単な管理画面: プログラミング知識不要で誰でも簡単に運営できます。
- - NFT発行機能: 独自のURLを発行し、NFTを受け取る仕組みも整っています。
料金体系と導入事例
「World Builder」には無料のベーシックプランがあり、アドバンスプランでは追加機能が提供されます。また、特定の事例としては、「Japan Tourism NFT Awards 2024」でグランプリを受賞した「KIN-TOWN」がアプリケーションに活用しています。
代表の思い
佐々木代表は、これまでのプロジェクトを振り返り、物語や文化を共有する媒体としてのNFTの可能性を非常に高く評価しています。「World Builder」の登場によって、誰もが創造的なプロジェクトを簡単に開始できるようになり、多くの人にこの技術を体験してもらいたいと考えています。
T&Tは、2022年に新たに上場され、これまでに数回のアップデートを経て、現在の形に至っています。NFTの将来や進化に目が離せません。
World Builderはこちらから