SANKYOの新たな挑戦「KUGITAMA」でパチンコの魅力再発見

SANKYOの新たな挑戦「KUGITAMA」始動

日本の大衆娯楽文化の一つであるパチンコは、これまで多くの人々に親しまれてきました。しかし、近年はその魅力が薄れ、「複雑でわかりにくい」「お金がかかる」というイメージが先行し、遊技人口は減少の一途をたどっています。そうした状況を受け、株式会社SANKYOは2025年8月より「KUGITAMA（クギタマ）」という新たなプロジェクトを始動することを発表しました。

プロジェクトの背景と目的

SANKYOの代表取締役社長である小倉敏男氏は、現在のパチンコ業界が抱える厳しい現実を真正面から受け止めています。その結果、パチンコの魅力を次世代へ継承すると共に、遊ぶことを愛する全ての人々と共に新しい文化を創造しようという意志から、この「KUGITAMA」プロジェクトが立ち上げられました。デジタル・リアル・プロダクトの三位一体として、遊技機の文化と本質的な楽しさを広める様々な施策が計画されています。

プロジェクトムービーの公開

プロジェクト発表に際して、SANKYOはその想いや目的を伝えるプロジェクトムービーを公開しました。この映像は、パチンコの持つ本質的魅力と、それを未来へ受け継ぐ決意を表現しており、多くの人々に共感を呼びかける内容に仕上がっています。映像を通じて、パチンコという遊びの理解を深めてほしいという願いが込められています。

具体的な施策概要

「KUGITAMA」プロジェクトでは、以下の主要な施策が用意されています。

1. デジタル施策

- ゲームアプリの開発:

パチンコの懐かしい名機を遊ぶことができる無料体験型ゲームアプリを2025年10月より順次公開します。アプリには、歴史や文化を伝えるデジタル博物館「SANKYOミュージアムオンライン（仮称）」が組み込まれ、さらに楽しみながら学ぶことが可能です。

2. リアル施策

- 体験型店舗の展開:

2026年夏頃を目処に、「カフェ×遊技機」として、心安らぐカフェスペースにレトロなパチンコ機を配置した新しい経験ができる店舗を計画しています。未経験者や若年層でも気軽に訪れられるような親しみやすい空間を提供します。

3. プロダクト施策

- 羽根モノ機の新規開発:

パチンコの原点である「釘と玉」に立ち戻った羽根モノ機の新台を開発中。これらを低価格で提供し、広い使い道を設けることで、さらなる遊技機会の拡大を図ります。

4. 新会社設立

- SANKYO IZM株式会社:

2025年8月に新たな会社が設立され、プロジェクトの推進や業界課題に柔軟に対応していきます。新会社は遊技機文化の研究・啓発活動を展開し、パチンコ業界の新たな価値を見出す挑戦を行います。

未来へのメッセージ

「KUGITAMA」は、遊技文化の再構築に向けたSANKYOの覚悟の象徴です。未経験者からファン、かつて楽しんでいた人々まで、全ての人に広がる遊びの可能性を再確認し、独自の娯楽文化を次世代へと受け継ぐ第一歩を踏み出す決意が込められています。このプロジェクトへの期待は大きく、今後の展開に目が離せません。皆さんも是非、「KUGITAMA」に注目し、新たな楽しさの可能性を体験してみてください。