KADOKAWA決算報告
2025-02-06 16:07:20

KADOKAWA、2025年3月期第3四半期決算で売上高・利益を大幅に増加

KADOKAWAが好調な業績を発表


株式会社KADOKAWAは、2025年2月6日に2025年3月期第3四半期の決算を発表しました。今回の決算は多くの注目を集めており、売上高が前年同期比で10.5%、営業利益は18.8%、経常利益は28.5%、純利益は16.7%の増加を記録しています。特に、サイバー攻撃による影響がありながらも、主要事業が活発に成長し、全体としては力強い増収増益を達成しました。

サイバー攻撃の影響を乗り越えて


今回発表された決算において、KADOKAWAはサイバー攻撃による258億円の影響を受けたとされていますが、主要事業の成長がこの影響を吸収する形で収益を上げました。具体的には、出版・IP創出部門では新規IPの増加が貢献し、国内の紙書籍だけでなく、電子書籍や海外紙書籍、さらにはライセンス収入も堅調に推移しました。

アニメとゲームが牽引


アニメ部門も強力なタイトルラインナップを持ち、国内外の配信、さらには関連するゲームやグッズ、遊技機向けのライセンス収入が大きな貢献をしています。特に今期は過去最高の業績を見込むことができる状況です。実写映像についても、配信向けのライセンス収入が好調であり、全体として高成長を実現しています。

ゲーム部門では『ELDEN RING』のダウンロードコンテンツ(DLC)が国内・海外での収益に大きく寄与し、売上高・営業利益ともに約40%の高成長を実現しました。このゲームの成功は、KADOKAWAの今後の成長を担う重要な要素となっていることは間違いありません。

教育事業の堅調な伸び


教育・EdTech分野ではバンタンやN/S高が新しい学校やコースを展開し、生徒数が続々と増加しており、こちらでも2桁パーセントの増収が継続しています。

2025年通期の見通し


第3四半期の連結売上高は前年同期比で11.9%、営業利益は10.2%、経常利益は85.5%、そして純利益は95.2%の増加を成し遂げました。各主要事業は全体的に伸びており、連結売上高は引き続き高成長率を維持しています。また、通期の見通しも前回発表した数値を据え置くことに決定しました。

KADOKAWAは、エンターテインメントの各分野において多岐にわたる事業を展開しており、そのIPを活用して新たな価値を生み出す戦略を取っています。世界中の才能を集結し、多彩なIPを創出することで、今後も成長を続けていくことでしょう。

詳細な情報は当社のグループポータルサイトのIR資料を参照してください(リンク)。


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