Fortniteで和歌山城を疾走!新パルクールマップの全貌と意義
和歌山県の観光名所である和歌山城が、人気オンラインゲーム『Fortnite』上に再現され、新たなパルクールマップが公開されました。この新しい試みは、ユタカ交通株式会社と和歌山新城下町DMCによって運営されている「METAVERSE WAKAYAMA」の一環で、2025年4月25日から全6コースで楽しむことができます。
企画の背景
メタバース和歌山実行委員会は、和歌山城を体験することでプレイヤーが現地を訪れるきっかけを作りたいと考えています。観光客動態調査によると、和歌山県を訪れる観光客の数は年々増加しているものの、宿泊を伴う観光の促進が重要な課題となっています。このマップは、ゲームを通じて和歌山の魅力を広め、さらなる観光客の誘致を目指しています。
四季折々のパルクール体験
今回公開された「和歌山城パルクールマップ」は、全6コースが用意されており、それぞれ異なる難易度と特徴を持っています。これにより、プレイヤーは自分のスキルに応じて挑戦できる楽しさがあります。各コースの概要は以下の通りです。
1. 疾風コース
大手門から天守閣へ向かう途中で、転がる大岩や階段をかわしながら、まさに和歌山城の象徴的なルートを体験できます。王道のアクション要素が盛り込まれ、コースの始まりにふさわしい内容です。
2. 迅雷コース
御橋廊下からスタートし、左右に揺れる金棒や屋根を乗り越えながら天守閣を目指すコースです。このコースでは、重要文化財の周りを駆ける楽しみが待っています。
3. 飛翔コース
忍者のように城の壁面を登り、屋根を駆け抜ける爽快感を感じられます。和歌山城の最上部を目指す挑戦が待っています。
4. 風林コース
二の丸庭園から県の天然記念物である大楠を登り切るコースです。レールを滑りながらゴールを目指すスピーディーな体験が楽しめます。
5. 轟然コース
砂の丸広場前から走り出し、大楠までの道程をたどります。バイクや船、ヘリを乗りこなす要素もあり、バーチャルならではのアクションが魅力です。
6. 怒涛コース
大手門から最上部までのアクションを楽しむコースで、高さを恐れずに挑戦するスリル満点の内容です。
プレーする意味と期待
このマップの開放は、和歌山の観光促進だけでなく、年齢に関係無く誰でも楽しめるソフトな内容としました。先行経験者の中には「リアル再現されていた」「初心者でも楽しめた」との高評価の声もあり、参加者の多くが10代以下と若年層に人気です。
また、2024年10月に開催された「わかやまプレ万博」では、96%が「面白かった」と評価し、非常に高い満足度が確認されました。
今後の展開
今後もメタバース和歌山では、他の名所もゲーム化する計画があります。大阪・関西万博でもこのマップが活用され、多くの人々に和歌山の魅力を体感してもらう予定です。さらに、ユタカ交通が主催するゲーム大会も計画され、さらなる関心が集まることでしょう。
和歌山の観光魅力を今後もゲームを通じて広め、様々な体験を提供していくことが期待されています。