アスエネとドルトン東京学園が共に描く持続可能な未来
アスエネ株式会社は、2025年5月から6月にかけて、ドルトン東京学園と協力して「気候変動と社会課題を考える実践型プログラム」を開始します。このプログラムの目的は、生徒たち自身が学校のCO2排出量を算出し、気候変動との関わりについて学ぶことです。アスエネのクラウドサービス「ASUENE」を活用し、単なる知識の習得ではなく、自らの手で持続可能な未来を考える力を育むことを目指しています。
実施の背景と必要性
近年、世界中で気候変動が深刻な問題となり、異常気象や環境への影響が顕在化しています。そのため、企業や自治体の取り組みは盛んになっていますが、一般の人々が気候問題について十分な理解を持つには至っていません。特に次世代を担う若者たちが,自らの生活と気候変動の関連性を認識することの重要性が高まっています。
そこでアスエネはドルトン東京学園と連携し、学校という身近な環境を使ってCO2排出量の「見える化」を実現する試みを行います。これにより、生徒たちが日常生活の中にある排出源を理解し、削減のアイデアを考える機会を提供します。実際に自身の住む環境を見つめ直すことで、持続可能な社会に向けた意識の醸成が期待されています。
プログラム概要
全6回にわたって行われるこのプログラムでは、生徒たちは以下のようなテーマに沿って授業を進めます:
1.
地球温暖化の原因 - 温暖化の基礎知識と人間活動の関連性を学ぶ。
2.
温室効果ガスの理解 - 様々な温室効果ガスやScope1から3の考え方について学ぶ。
3.
データ収集 - 学校内のCO2排出源を特定し、データを集める。
4.
結果の算出と考察 - これまでのデータを基に排出量を算出し、削減のためのアイデアを議論。
5.
プレゼン準備 - グループでの発表内容を整理し、未来への提案を作成する。
6.
発表と対話 - アスエネのCEOとの意見交換を通じて、学びを深めていきます。
このプログラムを通じて、生徒たちは具体的なデータ分析から問題解決へのアプローチまで、実践的なスキルを身に付けます。また、最終回にはアスエネの代表と対話することで、自分たちの学びを社会との関係の中で考えるきっかけを持つことができます。
ドルトン東京学園の特徴
ドルトン東京学園は、2019年に開校した私立の中高一貫校で、自主性と探究心を重視した「ドルトンプラン」を教育理念に掲げています。STEAM教育にも力を入れ、過去には経済産業省の「未来の教室 実証事業」に選ばれるなど、先進的な学びの実践校として注目されています。このプログラムも、その理念を具現化する重要な一歩と言えるでしょう。
まとめ
アスエネとドルトン東京学園の協働は、次世代の学びの重要性と気候変動への理解を深める絶好の機会です。社会に出る前に、自分たちの住む環境を見つめ直し、具体的な行動を通じて持続可能な未来を考える力を育てることが期待されています。これからの未来を担う学びを体験する生徒たちの姿は、間違いなく社会全体に良い影響を与えることでしょう。