ロボット全国大会レポート
2025-09-18 12:03:00

未来のロボット博士たちが熱戦を繰り広げた全国大会の模様

ヒューマンアカデミージュニアロボット教室全国大会の興奮



2025年8月23日、東京大学の安田講堂で『第15回ヒューマンアカデミージュニアロボット教室全国大会』が開催されました。この大会は、教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社が主催し、全国のロボット教室に通う27,000人以上の生徒の中から選ばれた30名が集結し、熱戦を繰り広げました。

未来のロボットエンジニアたちの舞台


大会の参加者は、未就学児から中学生までの子供たちで、全国各地で培った知識やスキルを披露しました。競技は、オリジナルのロボットを作り上げる「アイデアコンテスト」と、技術力や正確性を競う「テクニカルコンテスト」の2部門に分かれています。今年も多くの観衆が集まり、熱気に包まれました。

MVPの栄冠を勝ち取った小嶋奏次郎さん


大会のMVPには、大阪府南森町教室に通う小嶋奏次郎さん(小4)が輝きました。彼の作品『僕の相ぼうDove Clock』は、なかなか起きられないという自身の体験をもとに、起こしてくれるロボットをテーマにしています。声を出して時を告げ、扉が開くと鳩が飛び出す仕組みは観客も審査員も驚かせる完成度でした。「時計の針のコントロールが難しかった」という小嶋さんの努力が詰まった作品に、審査員からも高い評価が寄せられました。

女子初のテクニカルコンテスト優勝者は鋒城佑香さん


テクニカルコンテストにおいて、鋒城佑香さん(小6)が女子初となる優勝を果たしました。大会参加者の多くが男子であった中、彼女の活躍は特筆に値します。予選を勝ち上がった彼女は、決勝でお見事な勝負を展開。観客はその緊張感に息を呑み、最終的に優勝の瞬間には拍手が響き渡りました。技術力を駆使した彼女のロボットは、観客の心を掴んだことでしょう。

ロボットと科学への興味を育てる場


大会では、各選手たちがロボット制作を通じてチームワークや問題解決能力を鍛えることができる大事な場となりました。選手たちは互いの作品を見ながら新たなアイデアを得たり、友達との交流を深めたりしました。

エキサイティングなプログラム


また、会場では教室の先生や修了生によるエキシビションや、協賛企業のロボット展示、観覧者が参加する応援なども行われ、会場全体が興奮に包まれました。このような活動を通じて、科学や工学への関心を分かち合い、未来を担う子供たちに相応しい体験が提供されたのです。

最後に


高橋智隆先生が大会の総評で述べたように、ロボット教室での学びは、子供たちに自ら考え、未来を切り開く力を育む貴重な経験です。参加者たちは、ただ競い合うだけでなく、科学への深い興味を持つきっかけを得られたことでしょう。今後もこの大会は、さらなる発展を遂げていくことが期待されます。

今回はこの熱い大会の模様をお届けしました。公式ウェブサイトでも各受賞者のプレゼンテーション映像が公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。次回の大会に向けて、参加者たちがどのような成長を遂げていくのか、今から楽しみです。


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