Sensor Tower APAC Awards 2024: 日本のモバイルアプリ・ゲーム受賞作品特集

Sensor Tower APAC Awards 2024受賞作品公開

モバイルアプリ市場はますます成長しており、Sensor Towerが行った分析によれば、2024年の世界のモバイルユーザーはApp StoreとGoogle Playにおいて1,500億ドルを消費しました。今年の消費は前年比13%増という驚異的な数字です。デジタルジャーニーはエンターテインメントだけでなく、さまざまな分野に及んでいます。ソーシャルインタラクションやショッピング、仕事、学習、旅行など、多岐にわたる場面でモバイルアプリは重要な役割を果たしています。

この観点から、2024年のSensor Tower APAC Awardsは注目されるイベントです。受賞作品は、特にモバイルアプリやゲームのユーザー体験が際立っており、世界中のパブリッシャーが競い合う場となっています。中でも、日本のパブリッシャーが手掛けたアプリ・ゲームにもいくつかの受賞がありました。この特集では、日本から選ばれた12タイトルを、アルファベット順にご紹介します。

ベストモバイルゲーム2024

学園アイドルマスター

「アイドルマスター」シリーズの最新作である『学園アイドルマスター』は2024年5月に登場し、今年のシミュレーションゲームでトップの収益を記録しました。Sensor Towerのデータによると、このゲームは約1億5,000万ドルの収益を上げ、バンダイナムコエンターテインメントの収益シェアにおいても重要な役割を果たしています。

ベストグローバルローンチゲーム

Pokémon Trading Card Game Pocket

2024年第4四半期にリリースされたこのカードバトルゲームは、リリース直後から76ヵ国で人気を博し、全体のダウンロード数は5,000万を超えています。DAUにおいてもその人気は圧倒的で、特にアメリカやブラジルなどの市場で成功を収めています。

ベストオンゴーイングゲーム

にゃんこ大戦争

12周年を迎えた『にゃんこ大戦争』は、2024年もリアルタイムストラテジーゲームとして人気を維持。日本だけでなくアメリカや韓国、台湾などでも支持を受けており、数々の人気IPとのコラボレーションが行われています。このゲームは、ユーザーを楽しませることを最優先にした運営が行われています。

ベストモバイルアプリ2024

セブン‐イレブンアプリ

日本の代表的なコンビニアプリである『セブン‐イレブンアプリ』は、2024年にMAUでトップに立ちました。クーポン配信や決済機能など、ユーザーの利便性向上に寄与しています。

GO

タクシーアプリの『GO』は、圧倒的なダウンロード数で1位に輝きました。特に、外国人観光客向けのサポートが強化されています。

アイビスペイントX

このお絵かきアプリは、PC用ソフトにも匹敵する機能を持っており、世界中で人気。アメリカからのユーザーが多く、YouTubeチャンネルも活用しています。

Japan Travel by NAVITIME

豊かな文化と観光地を持つ日本を支援する旅行アプリで、2024年の旅行計画ジャンルで収益成長率トップを記録しています。

LUUP

マイクロモビリティに特化したこのアプリは、都市でのモビリティニーズに応えるもので、特に電動キックボードや自転車のシェアリングで人気を集めています。

パラレル

オンラインで交流できるプラットフォームとして、特に若い世代に支持されており、800万ダウンロードを達成しました。

食べログ

飲食店の検索や予約を行えるアプリとして、長年にわたり信頼されている存在です。また、食べログプレミアムというサブスクリプションサービスも提供しています。

タイミー

アルバイトを探すためのアプリで、2024年の日本におけるダウンロード数が圧倒的な増加を見せています。

U-NEXT

32万本以上の動画が視聴可能なこのアプリも、2024年の収益面で高い結果を出しています。

これらのアプリとゲームは、いずれもユーザーのニーズに応えるための工夫と努力が積み重ねられた結果、受賞するに至りました。今後も続々と新しいタイトルが登場し、モバイル市場はますます進化していくことでしょう。次回のAPAC Awardsにも期待が高まります。