メタもバースレポート
2025-11-18 11:47:50

ゲームを通じて海を守る!メタもバースの成功事例をレポート

ゲームで海を守る!メタもバースのイベントレポート



2025年9月6日と7日の2日間、浜名湖サンホールで開催された「メタもバース(META-MOVERSE)」は、教育版マインクラフトを活用して環境教育を推進する注目のイベントです。このイベントには、約500名の子どもたちとその保護者が参加し、遊びながら環境意識を高める機会が提供されました。

イベント概要



「メタもバース」は、株式会社地球中心デザイン研究所(ECD)と慶應義塾大学大学院SDM未来共創研究室が共同で開発したゲームコンテンツを基にしています。このプログラムは、浜名湖の環境を模擬したマインクラフトの専用ワールドで、参加者がアマモを植えるミッションに挑戦するもので、遊びながら環境教育に貢献する新しいアプローチが話題を呼びました。

イベントでは、実際の浜名湖の3D点群データを用いてマインクラフト内の浜名湖を再現。参加者は個々にアマモ植えのミッションを行い、ゲーム内でどのように魚や生き物が増えていくのかを体験しました。参加者からは「アマモを植えるのが楽しかった!」という声が寄せられ、親子で協力しながら楽しく参加する姿が見受けられました。

環境教育の新しい形



「メタもバース」の最大の魅力は、アマモを植える行動が直接的に現実の環境保護に結びつく点です。植えたアマモの量に比例して、ゲーム内で魚が増えたり、生態系が豊かになっていく様子がシミュレーションされ、参加者は環境への貢献を視覚的に実感することができます。

参加者たちが植えたアマモの量は、CO₂約873kg(杉の木62本分)に相当し、来春には実際の浜名湖に植え付ける予定です。このように、ゲームを通じて海の生態系を守る重要性を学ぶことができるのが、「メタもバース」の大きな特徴です。

地域の支援と未来展望



イベントには、浜名湖の漁獲量減少に懸念を持つ地元漁師や市長も来場し、地域におけるアマモの再生の重要性を語りました。彼らは、子どもたちがこのイベントを通じてアマモを植え、実際にその成長を見ていく中で、浜名湖への関心を深めていくことを期待しています。

今後も「メタもバース」は、この成功をもとに全国展開を目指し、子どもたちが環境問題を楽しく学べるモデルケースへと進化を続けていくことでしょう。地域と連携したこのプロジェクトは、未来の持続可能な社会を築くための重要な一歩となるのです。

おわりに



参加者の真剣な表情や楽しそうな様子は、ゲームを通じた教育の力を実感させるものでした。それぞれが持つ知識をゲームに反映し、実際の環境保護に結びつくこの取り組みが、今後どのように多くの地域へ広がっていくのか、非常に楽しみです。子どもたちが自然を身近に感じ、このイベントをきっかけにより多くの人々が環境保護へと目を向けることを願っています。


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