体験者が知る和ゲーと洋ゲーのUI/UXセミナー
2025年5月22日(木)、株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が主催するオンラインセミナー「和ゲーと洋ゲーのUI/UXを徹底比較」が開催されます。このセミナーでは、日本と西洋のゲームにおけるUI(ユーザーインターフェース)及びUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの大きな違いを探求します。クリエイティブディレクターのマシュー・モス氏が講師を務め、彼の豊富な経験と知見をもとに、成功するプロジェクトに必要なベストプラクティスについてじっくり解説します。
セミナーの内容
本セミナーでは、さまざまなテーマに基づいて、日本と西洋のUI/UXデザインを比較し、具体的な成功事例や文化的背景について学ぶことができます。
1. UI/UXの文化的基礎
日本のUIデザインは、視覚的な密度や印象を重視し、複雑な要素を巧みに取り入れています。一方で、西洋のデザインは、機能性とミニマリズムを強調します。この比較を通じて、参加者はそれぞれのアプローチから得られる要素をプロジェクトにどう活かせるかを考察します。
2. メニュー対ダイエジェティックデザイン
日本のゲームは、レイヤーメニューシステムを好む傾向がありますが、洋ゲーではインワールドやHUD(ヘッドアップディスプレイ)を使用することが多いです。セミナーでは、それぞれのアプローチのメリットについて議論し、UIがどのようにプレイヤー体験に影響を与えるのかを探ります。
3. 視覚的階層とプレイヤーフロー
日本のUIは、プレイヤーがシステムを探る過程で学び、報酬を得ることを重要視しています。それ対して西洋のゲームは、ユーザーをより直接的に誘導し、迅速に理解させることを目指します。セミナーでは、優れたUIが挑戦をどのように生むのか、または決断を容易にするかについても触れます。
4. 地域を越えた適応
日本から西洋向けにUIをローカライズする際の視覚的複雑性の減少や、他方では西洋のUIが日本向けに調整される際の課題についても議論します。ビジュアルアイデンティティを維持しつつ、使いやすさをどう実現するかを学びます。
5. アクセシビリティとインクルーシビリティ
近年、西洋のスタジオではアクセシビリティをUIに組み込む動きが進んでいますが、日本のスタジオでも徐々に重要性が増しています。このセクションでは、グローバルなオーディエンスを意識した「インクルーシブUI」を作る方法について検討します。
6. Q&A
参加者からの質問にもお答えしますので、疑問を解消する良い機会となります。
対象者
このセミナーは、ゲームデザイナー、ゲーム開発者、キャラクターデザイナー、イラストレーター、クリエイティブディレクターなど、ゲーム業界に携わる方々に非常におすすめです。特にUI/UXの設計やデザインに興味がある方には、必見の内容です。
参加方法
参加は無料ですが、定員が100名のため、早めの申し込みをおすすめします。言語は英語がメインですが、日本語の通訳も用意されているため、参加しやすくなっています。セミナーの詳細・申し込みは、C&R社のホームページから確認できます。締切は2025年5月22日(木)20:30(JST)です。
詳しくはこちらから申し込み
結論
世界中のゲームデザインが多様なアプローチを持つ中で、このセミナーは非常に貴重な学びの場となるでしょう。ラーニングを通じて理論と実践を結びつけ、自らのデザインスキルを向上させるための絶好のチャンスです。ぜひご参加ください。