Nayaxが日本市場向けQR決済の展開を加速
グローバルなキャッシュレス決済およびIoTソリューションを提供するNayax Ltd.は、自動サービス機向け決済端末「VPOS」シリーズに新たに共通QRコード決済「Cloud Pay」への対応を発表しました。この新しい取り組みにより、事業者はPayPay、楽天ペイ、d払い、およびAlipay+など、さまざまなQRコード決済を一元的に利用できるようになり、日本国内におけるキャッシュレス環境の整備が進む見込みです。
Cloud Pay導入の背景
Nayaxは2005年創立で、元々無人販売機向けのサービスからスタートしています。この度のCloud Pay導入は、その豊富な経験を活かしたものであり、日本におけるキャッシュレス化が進む中で、自動サービス機市場のさらなる発展を目指しています。特に、日本ではまだキャッシュレス化が進みきっていない分野が多く、新しい技術の導入が求められています。
NayaxのCEO、Yair Nechmad氏は、「日本市場には大きな成長余地があり、より多くの事業者が簡単にキャッシュレスを導入できる環境を提供することが我々の使命です」と語っています。
対応端末とその機能
今回の導入に伴い、VPOSシリーズの複数の端末が「Cloud Pay」に対応します。以下はその主な端末と機能です:
-
VPOS Touch
-
VPOS Media
-
NOVA Market
これらの端末は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に加え、社員証やプリペイドカードなどにも対応しています。また、接続規格にはJVMA、MDB、Pulseなどが含まれており、幅広い環境での利用が可能となっています。
次世代端末の展望
2026年初頭には、次世代オールインワン端末「VPOS Media 4」の日本市場投入が予定されています。この新端末にはAIショーケースやEVチャージャーとの連携機能が搭載され、「Pre-Auth」機能や決済種別の自動認証機能も備えています。これにより、単なる決済端末を超えて、収益性と顧客エンゲージメントを両立させることを目指しています。
展示会情報
新しい技術を体験できる展示会が予定されています:
- - イベント名:第4回 店舗・EC DXPO東京'25【夏】
- - 日時:2025年8月21日(木)・22日(金)
- - 会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール / ブース4-30
この展示会では、Cloud Pay対応のVPOS Touchや次世代機VPOS Media 4を直接体験することができます。
企業背景
Nayaxは、さまざまな業界に対応した包括的な決済管理プラットフォームを提供しています。特に顧客のニーズに合わせた柔軟な対応が特色で、世界中の加盟店の収益向上と業務効率化を実現しています。
DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、決済とデータの融合を目指し、日本全国でキャッシュレス決済の普及を推進しています。篠 寛社長は、「この協業を通じて、より多くの消費者に安全で便利な決済環境を提供していきたい」と述べています。
まとめ
Nayaxのキャッシュレス決済ソリューションにより、日本市場における自動販売機の利便性が飛躍的に向上することが期待されます。今後の展開に注目が集まります。情報の詳細については、
Nayaxの公式サイトをご覧ください。