eスポーツと共に新たな未来を築く『ONEGAME長崎』
2025年10月、長崎に新たな障がい者福祉施設『ONEGAME』がオープンします。この施設は、eスポーツを通じて障がい者の社会参加を促進することを目的とした新しい取り組みです。運営する株式会社ワンライフは、障がい福祉サービスに特化した地域密着型の企業で、「障がいを抱えた方でも自信を持ち、自らの選択肢を広げられる社会をつくる」を理念に掲げています。
ONEGAMEの概要
ONEGAMEは、障がいを持つ利用者が自分の個性に基づいた挑戦ができる場として設計されています。特に注目すべき点は、eスポーツの技術を学びながら、就労機会の拡充を図る点です。この施設では、プロのコーチからの指導を受けながら、選手、イベント運営、実況解説といった多様な分野に特化した3つのコースが用意されており、利用者はそれぞれの興味や目標に沿った学習を進めることができます。
3つの専門コース
選手コース
このコースでは、利用者に独自のランク制度が設けられています。自身の実力を可視化することで、次の目標を設定しやすくし、着実にスキルアップを図ります。コーチと共に切磋琢磨することで、プロの選手やストリーマー、チーム監督などの道へ進むことが可能です。
イベントコース
イベントコースでは、エンターテインメントを形作るための企画力を育てます。具体的には、イベントの設営や運営に必要な技術を体験しながら学ぶことができ、実際のONEGAME大会に参加するチャンスが得られます。
実況解説MCコース
こちらのコースでは、ゲームの内容をわかりやすく伝えるためのスキルを磨きます。生配信による実況を通して、声の表現力や伝達力を鍛え、テレビやラジオの分野で活躍する道も開かれています。
利用者の声
実際にONEGAMEを利用している方々のコメントは非常にポジティブです。例えば、選手コースに参加するUさんは、「ここでは同じ障がいを持つ仲間と共に学び、とても楽しい」と話します。また、実況解説MCコースに参加するEさんは、発声に自信が持てるようになり、自らの成長を実感しています。さらに、イベントコースに参加するNさんは、音響技術を学ぶ楽しさを語っています。
eスポーツの隆盛と社会的意義
近年、eスポーツは急速に大きな市場を築き上げており、世界中で多くの大会が開催されています。これに伴い、障がいを持つ方も含め、多くの人々がこの新たな舞台で活躍するチャンスを得られるようになりました。ONEGAMEは、そんなeスポーツの力を活用し、障がい者が社会での可能性を広げるための重要な役割を果たすことを目指しています。
長崎の新拠点情報
ONEGAME長崎は、長崎市茂里町に位置し、利用対象は18歳以上の障がいを持つ方々です。開所日は月曜日から金曜日まで、利用時間は10時から16時で、誰でも気軽に参加できる環境が整っています。eスポーツという新しい形の福祉が、どのように私たちの社会を変えていくのか、その姿を見守っていきたいと思います。
株式会社ワンライフの取り組み
さらに、ONEGAMEのフランチャイズ加盟を募集中ということも注目です。多くの地域でこの支援の輪が広がることを期待しています。株式会社ワンライフは他にも多くの障がい福祉サービスを展開しており、障がい者福祉分野において新しい風を吹き込む存在となっています。