土方歳三資料館が歴史を紡ぐ新たな挑戦！クラウドファンディング開始

土方歳三資料館がクラウドファンディングに挑戦！

土方歳三資料館が、歴史を未来に紡ぐための大規模なプロジェクト「土方歳三つなぐプロジェクト〜遺品修復と複製で未来へ紡ぐ歴史️〜」を立ち上げ、初めてのクラウドファンディングを行います。このプロジェクトは、劣化により展示が困難になっている土方歳三の遺品を修復し、新選組の貴重な歴史を次世代に伝えることを目的としています。プロジェクトは株式会社パルコが運営するクラウドファンディングサービス「BOOSTER」にて、2025年3月13日から開始されます。

プロジェクトの背景と目的

資料館では、劣化が進行している土方歳三遺品の鎖帷子や刀剣の修復と複製を行う計画です。特に、池田屋事件で使用された鎖帷子は160年の時を経て、心配な状態にあります。これまで原本は公開できないため、複製を展示していますが、事態は深刻です。このままでは鎖帷子が朽ちてしまい、直接的な歴史の証人としての役割を果たせなくなります。

本プロジェクトでは、これらの貴重な文化財を修復・複製し、未来の世代へとつなげるために必要な資金を募ります。クラウドファンディングによって集まった支援は、遺品の修復だけでなく、それに付随する古文書の複製などにも使用され、土方歳三や新選組の歴史を広める基盤を形成します。

地域との共生と刀剣育成ゲームの協力

パルコのBOOSTERは「地域との共生」をテーマとしており、この取り組みは地域の文化的財産を未来に残すことを目指しています。新選組や土方歳三の歴史を広める意義をもって、著名な刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とも連携しています。このゲームは、歴史的な刀剣を擬人化してプレイヤーと共に戦うもので、文化財保存の重要性を広く知ってもらう助けとなることでしょう。

「刀剣乱舞ONLINE」から見る文化価値の再発見

「刀剣乱舞ONLINE」が提供する刀剣男士、特に和泉守兼定は土方歳三が愛用したとされる名刀です。ゲームを通じて刀剣に興味を持った多くのファンが、実際に土方歳三資料館を訪れるきっかけともなっています。プロジェクトを通じて人々の刀剣文化の理解が深まることが期待されます。

クラウドファンディング概要

このプロジェクトは、2025年3月13日（木）10:00から5月26日（月）23:59までの期間で資金を募集します。目標金額は3000万円で、集まった資金は遺品の修復や複製製作に使用されます。支援者には土方歳三の愛刀などに関連した特製リターンも用意されています。

私たちが文化を支える理由

プロジェクトに対する賛同者の声には、歴史的な文化財や資料を守ることの重要性が込められています。クラウドファンディングは、多くの人々の力を集めて文化を未来へつなげる手助けです。賛同者たちは、共に支え合うことで大切な文化を次の世代に残すために力を貸すことができると信じています。

初めての試みであるこのクラウドファンディングを通じて、是非皆さまのご支援をお願いしたいと思います。これこそが、私たちの歴史を未来に紡ぐための一歩となります。動かざるを得ないこの時代、私たちと共に大切な文化を守り、未来へと伝えていきましょう。