ベトナムに新たな教育の形、GK Bilingual Preschoolが開園

ベトナムで新たな幼児教育のフロンティア、GK Bilingual Preschool

2025年11月15日、ベトナムのハノイに新しい幼児教育施設がオープンしました。KiddiHub教育テクノロジー株式会社が運営する「GK Bilingual Preschool」は、バイリンガル教育を通じて創造力と学ぶ力を引き出すという理念を掲げています。この新しい園は、教育に対する熱心な保護者たちが多く住むエリアに位置し、特に30代の若い世代をターゲットにしています。

開園セレモニーの盛況

開園式には、保護者と子どもたちを含む約300名が集まり、ベトナム教育省幼児教育部長やJETRO、日系企業の関係者も出席してその幕開けを祝いました。現地の文化を取り入れながら、日本の教育理論を基にした新しいカリキュラムの導入に興味を持つ保護者たちで賑わいました。ヤマハ・ミュージック・ベトナムによる音楽ワークショップや、さまざまな体験プログラムが展開され、多くの子どもたちが楽しんでいる様子が見られました。

GK Bilingual Preschoolの教育理念

GK Bilingual Preschoolの教育方針は、モンテッソーリ教育を基盤とし、GakkenとKiddiHubの共同開発によるSTEAMプログラム、加えて英語教材や絵本の読み聞かせを組み合わせた多様なカリキュラムを提供することです。これにより、子どもたちはグローバルなコミュニケーション能力を育成し、やり抜く力や自立心を養います。

園の対象年齢は1歳から5歳で、定員は80名。プログラムには英語、STEAM、音楽、読み聞かせ、体育、食育などが含まれ、主な使用言語は英語とベトナム語となっています。

全国展開への道筋

開園を機に、KiddiHubは日系企業との連携を強化し、保護者たちに信頼される運営モデルを確立することを目指しています。2030年にはハノイを中心に全国へ展開する方針で、将来的にはこの園が企業の進出支援に関わる場にもなりえる可能性があります。市場ニーズや顧客の声を基にしたデータを分析し、ニーズに応じたサービスの展開を計画中です。

KiddiHubの役割

KiddiHubは、ベトナム最大の園・習い事口コミサイトを運営しており、豊富な顧客基盤を活用して日系企業のベトナム進出をサポートしています。今後、GK Bilingual Preschoolを活用した調査活動や教育プログラムの提供も可能であり、企業がベトナム市場で成功するための支援を行っていきます。

日本の教育メソッドを取り入れたこのGK Bilingual Preschoolは、子どもたちの未来を育てるための重要な拠点となることが期待されています。今後の展開に注目が集まる中、教育界に新たな風を吹き込む存在として期待されることでしょう。