新たなゲームづくり体験が生まれる時
2025年4月6日、北海道旭川市のICTパークで行われたワークショップ「世界初!eスマートボールで学ぶゲームづくり!」が話題を呼んでいます。このイベントは、全国にパチンコホールを展開する株式会社ダイナムの主催で、小中学生を対象にしたプログラミング体験の一環です。
ICT教育の新たな試み
このワークショップは、旭川市のICTパーク運営事業への企業版ふるさと納税を通じて支援されるもので、子どもたちにICT(情報通信技術)への興味を引き出しながら、実践的なゲーム制作を体験させる目的があります。
実際、参加者は事前登録を経て集まり、2部構成で午前と午後に分けて行われました。子どもたちが自らゲームを作り上げる姿は、希望に満ち溢れた未来を感じさせます。
興奮の制作体験
イベントでは、参加した子どもたちが真剣に制作に取り組む様子が見受けられました。そして、彼らが思い描いたゲームが実際に動く瞬間には、歓声が上がり、会場は熱気に包まれました。
成果報告会では、自分たちが作ったゲームのデモンストレーションが行われ、工夫した点や成果について子どもたち自身が発表しました。この発表を通じて、ICTやプログラミングに対する理解が深まり、今後の学びへの意欲が高まったことが伺えます。
参加者の声
参加した小学5年生の一人は、普段からゲームを楽しむ彼にとって、PCでのゲーム制作は初めての経験でした。緊張しつつも、講師たちの丁寧な説明に助けられながら、プログラミングに挑戦。試行錯誤の末、ギミックを工夫してゲームが完成した瞬間に達成感を味わったと話しています。「これからもゲームづくりをやってみたい」という意欲も見せており、次世代を担う子どもたちの成長が感じられます。
講師たちの感想
旭川工業高等専門学校の藤村虎白さんは、子どもたちの豊かな発想に驚かされたと語ります。説明に際しては、専門用語を避けてわかりやすい表現を心がけたものの、工夫が必要だったとのこと。結果的に、楽しみながら学ぶことがICT教育において重要であると再確認できた価値ある経験だったようです。
一方で、ICTパークの大家裕太さんは、参加者の真剣な表情が印象的であり、大きな反響があったことに感謝の意を示しました。企業との連携により、行政単独では難しい学びの機会を作肥えていることは、ICTパークの強みであると述べています。
未来への期待
ダイナムは、「誰もが気軽に楽しめる日常の娯楽」となるべく、全国にチェーン型パチンコホールを展開しています。IT教育分野での新たな取り組みとして、ワークショップは今後も継続していく意向を示しており、さらなるICT人材の育成に向けた魅力的なプログラムが期待されます。子どもたちの未来が広がるきっかけとなることでしょう。