渋谷で開催されたMiraise DEMO DAY #3がスタートアップの活躍を支える

Miraise DEMO DAY #3 開催レポート

2024年5月27日、渋谷のインキュベーション施設GOLDEN EGGにて、シード期スタートアップを支援するベンチャーキャピタル、Miraiseによる「Miraise DEMO DAY #3」が開催されました。今回のイベントには4つのスタートアップが登壇し、投資家や関係者に向けてそれぞれのプロダクトや事業進捗を熱心に発表しました。さらに、海外のLP（リミテッドパートナー）も参加し、国際的な視点での意見交換が行われたことで、起業家にとって貴重なフィードバックを受ける機会となりました。

イベントのインタラクティブな特徴

「Miraise DEMO DAY」は、登壇者と投資家が直接対話できる形式を重視しており、今回で3回目を迎えました。これまでには累計で10社のスタートアップが登壇し、それによって事業連携や資金提供へと発展したケースも実際に存在します。このようなイベントは、創業初期から海外展開を見据えるスタートアップや、日本市場に参入したい海外チームへの投資を模索しているミレイズにとっても重要な役割を担っています。

イベント参加者の中には「普段は中国を中心に投資先を探しているが、日本特有のアプローチを持つAIスタートアップと出会うことができて嬉しかった」とコメントする投資家もおり、話題となったのは、日本のスタートアップが持つ独自性を感じられる場であったということです。実際に、プロダクトに対する関心も高く、今後の連携を模索する契機となることでしょう。

起業家からのフィードバック

登壇したスタートアップの代表者たちからは「DEMO DAY前にミレイズからのフィードバックに感謝している。これを機に事業連携を深めていきたい」との意欲が伝えられました。また、「ピッチ準備の過程で、誰にどのように伝えるかを見直す良い機会になった」との声も耳にしました。このように起業家たちは、Miraise DEMO DAYを通じて様々な気づきを得、競争力を高めるためのヒントを見つけていました。

登壇企業の紹介

今回のイベントでは、特に注目されたのは以下の4社です。

1. 株式会社Zenmetry 代表取締役長友好江氏
知的労働者の生産性を向上させるAIタスク実行エージェントと習慣化トレーニングを提供。公式サイト: Zenmetry

2. 株式会社ケアリンク 代表取締役根本雅文氏
介護・福祉業界の人材不足を解決する単発バイトマッチングサービスを展開。公式サイト: ケアリンク

3. 株式会社ジザイエ 代表取締役中川純希氏
遠隔臨場・重機操作プラットフォーム「JIZAIPAD」を開発し、建設現場の生産性を向上。公式サイト: ジザイエ

4. 株式会社datagusto CEO 麻緒パー氏
AIエージェントのハルシネーションを防ぐガバナンス層を提供。公式サイト: datagusto

起業家の育成と成長に向けて

Miraiseは国内外のシード期スタートアップを支援するベンチャーキャピタルであり、起業家の成長をしっかりとバックアップしています。2018年に設立され、約68社への投資を行っている同社は、各スタートアップの独自の可能性を引き出すために尽力しています。今後もこのようなイベントを通じて新たなビジネスが生まれることが期待されます。出展企業はそれぞれが持っている技術やアイデアを武器に、さらなる発展を遂げることでしょう。