閃く新たな短編アドベンチャー『ショートショートフィクションズ』
2026年に発売予定のオムニバス・アドベンチャー『ショートショートフィクションズ』が、株式会社room6と密輸水産の共同開発で誕生しました。この作品は、異なる3つの短編ゲームを一つの物語としてまとめた、いわばショートゲームのミックステープです。
短い時間で深い体験を
本作の特徴は、各ゲームが約30分でプレイできる点です。短いながらも、それぞれが心に響くストーリーを紡いでいます。作品には、SNS上で注目を集めた『DON’T SAY YES』と『TO:NORTH』の完全移植版、そして新作ショートゲーム『IMMEMORIAL』が含まれています。また、ゲーム間を繋ぐパートはポイント・アンド・クリック形式のアドベンチャーとして楽しむことができるため、プレイヤーは新旧の物語を一連の流れで体感することができます。
不思議な舞台設定
舞台は、魔法の浜辺です。ここではゲームの進行に伴い、天候や時間が変化していく独特の体験が待っています。また、ややレトロな雰囲気を持つ架空のゲーム機「ニューウェーブ」の存在により、リアルな感覚でレトロゲームを楽しむことができます。
収録タイトルの紹介
1.
DON’T SAY YES
このタイトルは、プレイヤーに「YES」と答えてはいけないというシンプルなルールの中で進行します。5分で終わるテキストアドベンチャーですが、その衝撃的な展開が話題を呼びました。
—ルナ歴22XX年、一隻の宇宙船が月に墜落した。生命の危機にあるパイロットに、何者かが取引を持ちかける。—
2.
TO:NORTH
こちらは逆に南へ進んではいけないという逆境をテーマにしたゲームです。プレイヤーはAIとなり、主人公を導くタスクがありますが、探索の道は厳しいものです。
—あなたはAIです。主人公を目的地へ導いてください。ただし、南には進めない。—
3.
IMMEMORIAL
本作のために特別に書き下ろされた新作です。プレイヤーの選択が物語を大きく変えるかもしれません。
—私は気づいてしまった。だから、私がやらなければならない。しかし、何に気づいたのだろうか?—
ゲーム間を繋ぐ新要素
さらには、
LOST AND FOUNDというゲーム間を繋ぐ作品が存在します。ここでは、プレイヤーが「ニューウェー」の魔法で1日だけの有給休暇を得た主人公が、奇妙な浜辺からの脱出を図ります。この物語では、自分の願いを叶えてくれるという戦闘機「千夜一夜号」との出会いが描かれていますが、その願いとはいったい何なのでしょうか。
プレイヤーとの対話を重視
各ゲームは短くても、その内容は非常に濃厚で、プレイヤーに何かを考えさせるような作品ばかりです。『ショートショートフィクションズ』では、ただ楽しむだけでなく、プレイヤーの心に何かを残すことが狙いです。
イベント出展情報
この作品は、2025年7月18日から20日にかけて、京都で行われるインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にブース出展します。来場者は、そこでいち早く本作をプレイすることができ、試遊した方には特別なノベルティも用意されています。公式ページは
こちらです。
まとめ
新たな体験と深い物語が詰まった『ショートショートフィクションズ』。人と物語が織りなす新しい感覚のオムニバスアドベンチャーを、ぜひ手に取って体験してみてください。公式Steamページも公開されているので、ウィッシュリストへの登録をお忘れなく!