日本初のeスポーツ専用施設「e-sports SQUARE」が閉館
GLOE株式会社は、2025年4月30日(水)をもって、eスポーツ専門の施設「e-sports SQUARE」を閉館することを発表しました。今回の発表は、設立から10年を迎える同社が、新たな体制を整えるための本社移転を行うことに伴い決定されたものです。
「e-sports SQUARE」は、2011年11月に千葉県市川市に「e-sports SQUARE 市川店」としてオープンし、後に秋葉原に移転してリニューアルされました。こうした経緯を経て、国内初の本格的なeスポーツ専用施設は、多くのゲーマーとファンに支えられながら様々なイベントを開催し、若い世代を中心にeスポーツの人気を広めました。
開館当初からの歴史
「e-sports SQUARE」は、単なるゲームを楽しむ場にとどまらず、競技イベントや観戦会、さらには番組収録まで、多岐にわたって利用されるスペースとなりました。特に「LJL 2015」や「ドン勝ハロウィンナイト」といったビッグイベントが開催され、多くのファンがこの場所を訪れました。これらのイベントは、eスポーツの文化を育て、競技者たちのパフォーマンスを引き出す場でもありました。
GLOEの成長と新たな展望
GLOE株式会社は、eスポーツ業界の黎明期から成長を続け、様々な事業を展開しています。2021年にウェルプレイドとライゼストが合併し、2023年には新たなビジョンを掲げて、eスポーツ業界をより活性化させることを目指しています。今回の本社移転は、東京都内の複数の拠点を集約し、効率的な運営を実現するための重要なステップと位置付けられています。
終わりを告げつつも未来への期待
「e-sports SQUARE」の閉館は多くのファンにとって寂しいニュースですが、GLOEは「e-sports SQUARE」というブランドを存続させ、新たな形態でeスポーツを通じた感動や興奮を提供していく考えです。競技用のスタジオ機能は引き続き運営される予定で、今後も新しい形でのイベントやプロジェクトが期待されます。
感謝の意を表して
長年にわたって「e-sports SQUARE」を支えてきたファンや関係者の皆様に、感謝の意を表したいと思います。今後もGLOEは、eスポーツのさらなる発展に寄与し、すべてのゲーマーが楽しめる場を提供し続けることでしょう。その旅路は続きます。この場所での思い出を胸に、次のステージへと進むGLOEを見守りましょう。