新たな幕開け！シャオミとグランツーリスモが手を組む

シャオミとグランツーリスモの画期的なコラボ

2025年6月7日、ロンドンで行われた「グランツーリスモワールドシリーズ2025」の初回戦イベントにおいて、シャオミと株式会社ポリフォニー・デジタルの間に画期的なパートナーシップが結ばれました。この提携により、シャオミの最上位電気自動車「Xiaomi SU7 Ultra」が、PlayStation®4およびPlayStation®5用の人気レースシミュレーター『グランツーリスモ7』に登場することが決定しました。この発表は、同シリーズにおけるXiaomi車両の初めての導入となります。

グランツーリスモの実力

『グランツーリスモ』シリーズは、リアルな走行感覚とパフォーマンスを重視したエンジニアリングによって、ゲーム界で独自の地位を確立しています。このゲームはただのエンターテインメントではなく、車両の性能と安全性において業界をリードする革新を生み出す舞台でもあります。特に『グランツーリスモ7』では、プレイヤーはXiaomiの最新EVを体験できる機会を得ることになります。

山内氏と雷軍氏の会談

今年5月、グランツーリスモの創始者である山内一典氏は、中国の北京でシャオミの会長兼CEO、雷軍氏と面会しました。山内氏はこの際、Xiaomi SU7 Ultraのテストドライブを行い、その性能に驚かされたと報告しています。彼は、XiaomiのEVが自動車産業における新たな力として成長していることに感銘を受けたと述べています。

山内氏はこの提携について「中国の自動車産業は目覚ましい進化を遂げており、特にXiaomiは多岐にわたるスマートエコシステムの中心として確立しています。」とコメントしました。彼はまた、Xiaomi SU7 Ultraの性能が従来のベンチマークを超えていることを称賛しました。

雷軍氏のビジョン

一方、雷軍氏も山内氏の発言に共鳴し、テクノロジーを通じて社会をより良くするという理念が、双方のコラボレーションにおける基盤となっていると強調しました。「私たちが持つ共通の価値観が、このパートナーシップを可能にしました。」と彼は語ります。さらに、Xiaomi SU7 Ultraが『グランツーリスモ7』に追加されることを誇りに思うと述べ、より多くのプレイヤーにこの高性能EVの魅力を伝えたいと意気込んでいます。

卓越した性能のXiaomi SU7 Ultra

Xiaomi SU7 Ultraの特徴は、その圧倒的な性能にあります。最大出力1,548 PSを誇るこのEVは、350 km/hを超える最高速度を実現しており、0-100 km/hの加速はわずか1.98秒で可能です。この車は、先進的な3モーター構成システム「HyperEngine V8」を搭載し、ダイナミックな走行性能を支える設計がされています。さらに、21個のカーボンファイバーで構成された軽量化されたボディが、走行時の安定性を高める役割を果たしています。

サーキットでの徹底的なテスト

XiaomiのEVは、ニュルブルクリンクを含む各種サーキットで厳しくテストされています。これにより、トルクベクタリングやアダプティブダンピングなどの技術が現実の運転体験に反映されています。XiaomiEVのチームは、高性能EVの開発を通じて、走行性能と安全性を両立させることを目指しており、その結果はサーキットでの優れたパフォーマンスにも顕著に現れています。

今後の展望

このコラボレーションの一環として、Xiaomiとグランツーリスモは今後「Xiaomi VISION GRAN TURISMO」というコンセプトカーの開発でも協力関係を築く予定です。これにより、さらなる革新が期待されるでしょう。Xiaomiはすでに2024年に初のスマートEV「Xiaomi SU7」を市場に投入しており、さらなる発展が予想されます。