京都・伏見発 「350X」プロジェクトが共創クリエイターを募集中
京都市伏見区にある玉乃光酒造が手がけるアート日本酒プロジェクト「350X」において、初めての公募形式で共創クリエイターの募集を開始しました。このプロジェクトは、350年以上の歴史を誇る酒造と、クリエイティブ集団Skeleton Crew Studioとのコラボレーションにより実現したものです。
「350X」は、日本酒のラベルデザインをアートとして捉え、酒の味わいや文化を表現する試験醸造のプロジェクトです。これまで、日本酒ラベルが単なるパッケージに過ぎないと考えられてきましたが、このプロジェクトはラベルを“作品を届けるメディア”とし、独自の表現を追求してきました。
シリーズ5を迎えるにあたり、新たな才能との出会いを目指し、クリエイターを公募することとなりました。応募者には、ただラベルをデザインするだけでなく、玉乃光の歴史や日本酒を楽しむ人々の気持ちに寄り添った表現を期待しています。
350Xの魅力
350Xの特徴は、ラベルデザインだけに限らず、シリーズごとに異なる酒質や味わいを設計している点です。試験醸造によって新しい味わいや香りを探求し、その結果できた日本酒の個性を、独自の方法で可視化しています。この試験醸造とは、本格的な量産を行う前に、様々な要素を変えて小規模で醸造を行う工程で、蔵元にとっては研究開発の一環です。
京都・伏見という土地ならではの自然環境や文化も影響し、このプロジェクトが生まれています。クリエイターとのコラボレーションにより、毎回異なる表現とともに、シリーズごとに新しい酒を提供する挑戦を続けています。特に、クリエイターにとっては自身のアートを日本酒という形で幅広く届けるチャンスとなります。
新たな共創の形
今回の公募では、シリーズ5に参加する1名のクリエイターを選考します。また、その活動を通じて、今後のシリーズに参加できる機会も提供される可能性があります。応募対象は、ジャンルを問わずアーティスト、イラストレーター、デザイナー、ゲームクリエイターなど、多様な方々を歓迎します。選ばれたクリエイターは、制作支援費用として10万円(税別)が支給されるほか、様々な活動に関わる機会が提供されます。
さらに、公式SNSやイベントへの参加機会も用意されており、クリエイターが自身の表現を広く伝えることができる環境が整えられています。このように、350Xはラベルデザインにとどまらず、クリエイターと社会との接点を生み出すプラットフォームとして機能しています。
350Xプロジェクトの理念
350Xは、玉乃光酒造とSkeleton Crew Studioが共同で推進する、伝統とアート、そして日本酒の新たな可能性を追求するプロジェクトです。このプロジェクトを通じて、アートやデザインの新しい形が生まれ、日本酒文化が次の100年に向けて再定義されることを願っています。
玉乃光酒造は、伝統を守りつつも新しい試みに挑戦する酒蔵です。350Xを通じて、新たな才能との出会いを楽しみにしています。今回の公募に参加するクリエイターには、それぞれの独自の視点を活かすことで、さらなる表現の可能性を探求してほしいと思います。日本酒を愛する皆さんとともに、新しい未来を切り拓いていきたいです。