マカフィーが警鐘！オンラインゲーム詐欺に注意しよう

オンラインゲームの人気が高まっている一方で、詐欺のリスクも増加しています。マカフィー株式会社が発表した調査結果によると、ゲームをプレイする子供たちに対する詐欺の手口は巧妙化しています。この現状を受けて、マカフィーはオンラインゲームに関する安全対策を提唱しています。

オンラインゲームと詐欺の現状

多くの子供やティーンエージャーがオンラインゲームに参加する中で、彼らを狙った詐欺が多発していることは無視できません。特に「フォートナイト」や「ロブロックス」といった人気のあるゲームが狙われており、その名を冠した偽の広告やフィッシングサイトが横行しています。これらの手口には、プレイヤーの個人情報を盗むための不正サイトへの誘導や、悪意のあるソフトウェアのインストールが含まれます。

詐欺手口の具体例

たとえば、マカフィーの研究者が発見した「Fortnite20[.]com」というサイトでは、複雑なリダイレクトを通じてプレイヤーを悪質な広告に誘導し、デバイスに危険なソフトウェアをダウンロードさせる仕掛けが施されています。また、「Robiox[.]com[.]am」といったサイトは「ロブロックス」に似せたログインページを用いて、ユーザーの認証情報を盗み取ることが目的とされています。これにより、アカウントの乗っ取りや個人データの流出が危惧されています。

さらに、「フォートナイト」では、ゲーム内報酬や割引を謳ったフィッシングサイトも多く確認されています。これらのサイトでは、クレジットカード情報やログイン情報を盗むことが目立ちます。その結果、たとえばエピック・ゲームズの個人情報にアクセスされる危険性も示唆されています。

ゲーム詐欺の影響

マカフィーによると、オンラインゲームをプレイしている子供の中には、実際に詐欺被害に遭ったと報告する家庭もあり、その割合は決して少なくありません。調査によれば、特に16～18歳のティーンエージャーにおいては、43％が詐欺体験を報告しており、これは深刻な問題と言えます。実際、犯罪に巻き込まれた子供の数も過去最高に達しており、こうした環境下でプレイを続けることはリスクを伴います。