ゲームとファッションが交差する新たなプロジェクト
株式会社モンドリアンと株式会社GARDEは、Fortniteという世界的なプラットフォームを活用したファッション展示とブランドプロモーションの新しいアプローチを発表しました。このプロジェクトは、ファッション業界が直面するブランディングやマーケティングの課題に対し、革新をもたらすことを目指しています。
バーチャルファッションショーの新たな舞台
このコラボレーションの一環として設置されたバーチャル美術館「COCOWARP」内で、Fortnite上にファッションショーを実施する予定です。この取り組みは、デジタルアートとファッションの緊密な融合を追求し、ユーザーはリアルタイムでアートやファッションを鑑賞できる新しい体験を提供します。また、ゲームとファッションのコラボレーションを通じて、アパレル情報の発信力を強化し、ゲーマー層との接点を深めることが目指されています。
3Dモデルの新たな活用法
従来、アパレル企業や学術機関では、CLOやマーベラスデザイナーを使用して作成した3Dモデルは社内資料や教材に留まっていましたが、今回のプロジェクトによって、そのモデルのマーケティングやブランディングにおける使用が期待されています。Fortniteというプラットフォームを活用することで、制作コストを抑えつつ、業界の新しいプロモーション手法として「メタバース」の活用が一層進むことでしょう。
インタラクティブな体験の提供
ユーザーが参加できるファッションショーはさらなる魅力です。GARDEが運営する「COCOWARP」内でのファッションショーは、インタラクションの要素が取り入れられ、参加者は単に鑑賞するだけではなく、より深い体験を得ることができます。この新しい空間では、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)を使用して、没入型のファッション体験が可能になります。従来の展示会とは異なり、インタラクティブで動的な体験を提供することで、ブランドが持つ魅力を最大限に引き出します。
メタヒューマンを活用した高品質な展示
本プロジェクトには、Epic Gamesの「メタヒューマン」が採用され、リアルな3Dモデルを使用したファッション展示が行われます。この技術により、Unreal Engineによる美しいビジュアルエフェクトと共に、実物の服と同等のリアルさを感じられる展示が実現します。これにより、ブランドやデザイナーのメッセージを消費者により効果的に伝えることが可能になります。
ファッション業界の未来へ
メタバースの新たな可能性が示されている本プロジェクトは、将来的にはアパレル企業や服飾学校と連携しながら、メタバース空間でのアパレル製品の展示やイベントをより強化していく方針です。今後、ブランドとデザイナーがメタバース内でどう表現を進化させていくかが、彼らのブランディング戦略において鍵となるでしょう。
代表取締役角田拓志氏は、メタバースにおけるファッションの可能性に強い信念を持っており、このプロジェクトを通じて新たなビジョンを実現していくことを明言しています。また、GARDEの石川渡氏は、Fortniteがアパレルブランドの新たなプラットフォームとなる可能性についても触れ、今後の方向性に期待を寄せています。
このように、Fortniteを媒介にした現代のファッション業界には、さらなる進化の兆しが見えています。メタバースという新たな舞台でのブランドやデザイナーの表現が、今後どのように発展していくのか、注目です。