オンラインクレーンゲーム「クレマス」とNFTの融合
abc株式会社の子会社、クレーンゲームジャパンが運営するオンラインクレーンゲームサービス「クレマス(クレーンゲームマスター)」で、2025年12月17日より人気アニメ『科学忍者隊ガッチャマン』を題材にしたNFTカードパックが提供されることが発表されました。
この取り組みは、国内のクレーンゲームにおいてNFTカードパックを景品として提供する初の試みとなります。Web3プロジェクト「Project J」とのコラボレーションとして、ユーザーに新しいデジタルコレクティブル体験を提供することを目的としています。
提供されるNFTカードパック
このNFTカードパックの景品は、クレマスアプリ内で獲得可能であり、必ずしも取得できるものではありませんが、獲得後はNFTウォレットに送信され、コレクションや取引が可能になります。特設ブースで対象のクレーンゲームをプレイし、景品を獲得したユーザーは、マイページからNFTの付与依頼を行うことができます。NFTは実物とは異なり、配送を伴わない「デジタル景品」として新しい体験を提供します。
開始日と景品ラインナップ
- - 開始日: 2025年12月17日
- - 展開場所: オンラインクレーンゲーム「クレマス」アプリ内。
景品は以下の3種類のNFTカードパックが用意されます:
- - Legendary Pack: 5個
- - Super Rare Pack: 40個
- - Common Pack: 120個
すべてのNFTはウォレットとの連携を通じてユーザーに付与されます。監修はタツノコプロによるもので、ガッチャマンの魅力を存分に楽しむことができる内容です。
実施の背景
このコラボレーションは、「ゲーム×IP×デジタルコレクティブル」という新たな体験を創出することを目的としています。特に20代から40代のオンラインクレーンゲームユーザーをターゲットに、従来の実物景品に加え、NFTというデジタル資産を獲得する新しい体験を提案します。このような取り組みを通じて、アニメやゲームのファンとのエンゲージメントを高め、コミュニティの活性化を図ります。
また、Project Jはアニメやアーティストと連携し、NFTを通じたファンエコノミーの構築を目指しているWeb3プロジェクトであり、このコラボによりクレーンゲームとNFTが手を組むことで、NFTを「遊びながら手に入れる」という新たな体験モデルが実現されます。
本取り組みの意義
クレーンゲームというリアルなエンターテインメントと、最先端のWeb3技術であるNFTの融合は、プレイヤーに新しい価値を提供します。「獲得した瞬間からデジタル資産になる」という体験を通じて、多くのユーザーに新たなNFTエンターテインメントを楽しんでもらうことを目指しています。
Project Jの詳細
Project Jは、Web3技術を活用しアニメ・ゲーム・アートなどの領域を横断するためのNFTプロジェクトであり、今回のコラボを通じて従来のコレクション文化を新しい形で更新することを目指しています。イベントやSNSキャンペーンを通じてNFT初心者にも親しみやすい形でデジタル資産の価値を伝えていくとしています。
『科学忍者隊ガッチャマン』について
『科学忍者隊ガッチャマン』は、1972年に放送を開始した名作SFアクションアニメで、地球征服を狙う悪の組織ギャラクターと戦う5人の若き科学忍者隊の物語です。半世紀以上の歴史を持ち、グローバルなファン層を持ち続けています。
オンラインクレーンゲーム「クレマス」とは
「クレマス」は、スマートフォンやPCからクレーンゲーム機を遠隔操作できるオンラインクレーンゲームサービスです。このサービスでは獲得した景品が実際に配送されるほか、ゲーミフィケーション機能も充実しています。IPコラボレーションやデジタル企画に力を入れており、リアルとデジタルを融合した新しいエンターテインメント体験を提供しています。
今後の展望
クレーンゲームジャパンは、「オンラインクレーンゲーム×NFT」という新たなエンターテインメント領域を確立することを目指しています。デジタルとリアルを組み合わせた景品体験を通じて、ユーザー、IPホルダー、事業者全てに価値を提供する仕組みを構築していきます。このプロジェクトは、社内の子会社だけでなく、Web3技術を核にした新規事業を展開することで、「善いことをした人が得をする世界」を尋求していきます。今後の動向にも注目が集まります。