日本最大のボードゲームイベント「カタン日本選手権」の盛況な結果と今後の展望

2025年、株式会社ジーピーが主催した「カタン日本選手権」が、全会場合わせて1,300人を超える参加者を迎えて開催されました。 7月27日に行われた決勝大会の結果と、全地区大会の集計データが発表されました。

開催要項と参加者数

今年の選手権には、北海道、北陸、関東、中部、関西、中四国、九州の7地区から合計 1,356 人が参加。これは昨年の 1,038 人を大きく上回り、参加者が着実に増加していることを示しています。

初参加の割合

特筆すべきは、参加者の51％が初めて大会に参加したという点です。前年が49％ということもあり、初心者層の増加が見受けられます。参加者の多くが1-2年以内のプレイ歴を持ち、スマートフォンアプリやオンラインサービスの普及が新規プレイヤーの参加を促進していることが背景にあると考えられます。

最大規模の関東大会

特に注目を集めたのは、関東地区大会の規模です。622名のプレイヤーが集まり、これまでの単一ボードゲーム大会としては過去最大の記録を樹立しました。この人数は、カタン日本選手権が多くの人々に支持されている証拠でもあります。

参加者の声

参加者たちに対するアンケートによると、参加理由は以下の通りです。

- 実力を試したいという理由が57%
- カタンが好きだからという回答が45%
- 新しい人たちと遊びたいためという意見が44%

これらの結果からは、カタン日本選手権が交流の場としても機能していることが読み取れます。

高い満足度

アンケートにおいては、89.5％という高満足度が記録され、昨年の89.1％を上回りました。この結果を踏まえ、来年はさらに1会場を増やして拡大する計画が進められています。

各地区大会の増加

今年の選手権では、以下の地区大会が行われました。

- 中部地区大会: 139名 (昨年120名)
- 関西地区大会: 268名 (昨年221名)
- 九州地区大会: 100名 (昨年88名)
- 北陸地区大会: 89名 (昨年78名)
- 北海道地区大会: 72名 (昨年62名)
- 中四国地区大会: 66名 (新規大会)
- 関東地区大会: 622名 (昨年468名)

これらの結果からも、参加者数は前年に比べて一貫して増加しており、カタンファン層の拡大が明確に示されています。

決勝大会の開催

2025年7月27日、SPRING TERRACE 表参道で開催された決勝大会には、1,356人から勝ち抜いた44名が集結。計4戦を戦い、上位4名によるファイナル戦を実施しました。優勝者には、来年アメリカで開催されるカタン世界選手権への派遣が決まっており、競技者たちの間で高い期待が寄せられました。

優勝者と初参加者の活躍

優勝者はナガモリ様で、過去4回の決勝進出を経てついにチャンピオンに輝きました。また、今回の決勝進出者の中からも7名が初大会参加者であり、その勢いはとどまることを知りません。全体の過半数にあたる27名が決勝に初めて進出するなど、新たな世代のプレイヤーが成長していることが見て取れます。

今後の展望

カタン日本選手権は、今後もさらなる成長とともに新たな参加者を迎え、ボードゲームの魅力を広めていくことを目指しています。公式サイトでは、選手権に関する詳細や来年の予定が発表されているので、ぜひチェックしてみてください。

公式サイト: カタン日本選手権

豊富なデータとともに、2025年のカタン日本選手権の結果を振り返ると、ボードゲーム市場が活気に満ちていることを実感します。新しい仲間との出会いや、競争を通じて得られる経験は、今後のボードゲーム文化の発展に寄与することでしょう。